通勤向け電動自転車の新モデル「XPress2」。価格を抑えながら走行性能や快適性、装備を強化した。写真=Lectric Ebikes

Lectric Ebikesは、通勤向け電動自転車の新モデル「XPress2」を発売した。価格は1399ドル。低価格帯を維持しながら、モーターやペダルアシスト機能、足回り、表示系などを刷新し、都市部の通勤需要を取り込む狙いだ。

Electrekによると、同社は19日(現地時間)にXPress2を投入した。価格競争力を保ちつつ、走行性能や使い勝手を引き上げたモデルと位置付けている。

ラインアップは2種類。ハイステップ型でスポーティーな乗車姿勢を重視した「Commuter」と、ステップスルー型で乗り降りのしやすさと快適性を重視した「Cruiser」を用意する。

両モデルは共通のプラットフォームと電装系を採用する一方、フレーム設計は異なる。Commuterはハイブリッドスプリントハンドルバーを備え、前傾気味の走行姿勢を取りやすい設計とした。Cruiserは手前に引いたハンドルバーと調整式ステム、ステップスルーフレームを採用し、より上体を起こした姿勢で走行しやすくしている。

主な改良点の1つが、新型の後輪ハブモーター「Stealth M24」だ。定格出力は750W、最大出力は1310W、最大トルクは85Nm。最高速度は約45km/h(28mph)で、設定に応じてクラス1・2・3の電動自転車として切り替えられる。

同社は新モーターについて、単純な高出力化ではなく走行品質の向上を重視したと説明する。従来比で騒音を99%低減しつつ、加速性能と登坂性能は維持したとしている。

ペダルアシスト機能も見直した。トルクセンサーによるアシストは継続しつつ、新たに「XPress Switch」を追加。トルクセンサーモードとケイデンスセンサーモードを切り替えられるようにした。自然で反応の良いアシスト特性と、少ない踏力で走りやすいアシスト特性を好みに応じて選べるという。

コンポーネントも強化した。フロントフォークにはSR Suntourの「XCM 32」を採用し、80mmトラベルとスルーアクスル構造を組み合わせた。ブレーキは前後180mmローターのStar Union 602油圧ディスクブレーキに変更。変速系はシマノAltusの8速ディレイラーと11-32Tカセットの組み合わせとした。

バッテリーは着脱式の48V・14Ah一体型パックを搭載する。容量は672Whで、同社によると1回の充電で最大約96km(60マイル)走行できる。バッテリーはUL 2271認証を取得し、車体はUL 2849に準拠する。

外観面で目を引くのは、3.5インチのTFTカラーディスプレイの採用だ。エントリー帯で一般的なモノクロ表示からカラー表示に改め、USB-C充電機能や走行モード設定メニューも備えた。

利便装備も充実させた。リアラックとフェンダーを標準装備し、メインバッテリー連動の一体型ライトシステム、方向指示器、ブレーキ連動テールライトも採用する。クイックリリース式ペダルや工具不要の組み立て構造にも対応した。車重は約28.5kg(63ポンド)で、バッテリーを外すと約25kgまで軽くなる。Lectric Ebikesの従来の折りたたみ式ファットタイヤモデルより軽量としている。

同社はこれまで、低価格の折りたたみ式ファットタイヤ電動自転車を主力としてきた。一方で足元では、都市型の通勤向けモデルの拡充を進めている。価格を抑えながら機能と装備を引き上げたXPress2も、競争が激しくなる通勤向け市場を意識した製品といえそうだ。

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