Metaは、日本でAIスマートグラス「Ray-Ban Meta 第2世代」と「Oakley Meta」を21日に発売する。日常向けとスポーツ向けの2系列を同時投入し、撮影や音声AI、翻訳機能を前面に打ち出す。
ITmediaなどによると、Metaと日本のFacebook Japan、仏EssilorLuxotticaが発表した。両製品はすでに米国と欧州で販売しており、日本市場への展開で販売地域を広げる。
Ray-Ban Meta 第2世代は日常使いを想定したモデル。軽量設計に加え、1200万画素の広角カメラと3KウルトラHD動画撮影に対応する。Meta AIを起動する専用ボタンも備えた。
オープンイヤー型スピーカーを採用し、周囲の音を聞きながら音声ガイドや音楽を再生できる。バッテリー駆動時間は最大8時間。「ヘイ・メタ」の音声コマンドで写真や動画を撮影でき、撮影したコンテンツはMeta AIアプリと連携する。
Oakley Metaはスポーツ向けモデルで、「HSTN」と「Vanguard」の2機種を用意する。いずれも1200万画素の広角カメラ、3KウルトラHD動画撮影、オープンイヤー型スピーカー、防水機能に対応する。上位モデルのVanguardは防じん機能も備える。
AI機能では翻訳を重点的に訴求する。発売時点では、外国語の看板やメニューなどを認識し、日本語の音声で内容を伝える機能を提供する。6月からは、会話をリアルタイムで通訳する「ライブ翻訳」を20言語対応に拡大する予定だ。
日本市場向けのローカライズも進めた。Ray-Ban Meta 第2世代では、度付きレンズに対応する「Ray-Ban Meta Optics 第2世代」も投入する。視力補正が必要な利用者でも常用しやすいようにした。アジア圏の顔立ちに合わせた交換式ノーズパッドや、長さを調整できるテンプルも採用した。
カメラ搭載機器への懸念を踏まえ、プライバシー対策も盛り込んだ。写真や動画の撮影時には本体のLEDが必ず点灯し、周囲が撮影の有無を認識できるようにした。
今後の機能拡張として、日本で利用者の多いメッセージアプリLINEとの連携機能も準備している。具体的な時期や詳細は、今後公表するとしている。
日本での価格は、Ray-Ban Meta 第2世代が7万3700円から。度付きレンズ対応のRay-Ban Meta Optics 第2世代は8万2500円で、レンズは別売り。Oakley Meta HSTNは7万7220円、Oakley Meta Vanguardは9万6580円。
今回の発売は、MetaのAIウェアラブル戦略を日本でも本格展開する一手となる。撮影、音声AI、翻訳を組み合わせた製品を日常向けとスポーツ向けに分けて展開することで、スマートフォンに続く次世代インターフェース市場の開拓を狙う。