写真=Solana(SOL)

Solana(SOL)が軟調だ。直近1週間の下落率は約12%に達し、時価総額上位10銘柄の暗号資産の中で最も弱い値動きとなった。大口保有者の売りやPump.fun関連の売却再開に加え、Goldman SachsがSolana現物ETFの保有を解消したことも重なり、需給悪化が意識されている。

ブロックチェーンメディアのBeInCryptoが19日(現地時間)に報じた。市場全体の地合い悪化に加え、クジラの売りと機関投資家マネーの流出が重なり、Solanaへの下押し圧力が強まったという。

今回の下落は、単なる市場全体の調整だけでは説明しにくい。マクロ経済や地政学リスクへの警戒でリスク資産全般が軟化する中、Solanaでは大口保有者の売却も重なり、主要暗号資産を上回る下げとなった。

オンチェーン分析プラットフォームのLookonchainによると、5年以上にわたり99万1079SOLをステーキングしてきた保有者が、足元で3万SOLを256万ドルで売却した。このウォレットは約1年前から売却を進めており、これまでに計96万5274SOLを処分。売却額は1億3770万ドルに上るという。なお、現在も38万1140SOLがステーキングされた状態で残っているとしている。

別のクジラによる損失確定売りも確認された。トレーダー「GyBRmk」は2年以上保有した後、2万1911SOLを185万ドルで売却し、105万ドルの損失を確定した。Lookonchainによると、このアカウントは過去2年間に平均約144ドルで2万200SOLを買い集めてステーキングし、報酬として1711SOLを受け取っていたが、SOL安で最終的に損失計上となった。

エコシステム発の売り圧力も再燃している。ミームコイン発行プラットフォームのPump.funは、9カ月間止まっていたSOLの移動を再開した。Lookonchainは、Pump.funが17万4408SOL(1476万ドル)をKrakenに入金し、このうち11万7877SOL(996万ドル)はすでに売却された可能性が高いと指摘した。

実際の取引痕跡も確認されている。新規作成ウォレット「35qaEz」は、Krakenから同量のSOLを引き出した後、平均84.52ドルで996万USDCに交換し、その後このステーブルコインを再び取引所へ入金した。Lookonchainはあわせて、Pump.funが2024年5月19日から2025年8月12日までの間に、計419万SOLを平均181ドルで売却し、累計売却額は7億5700万ドルに達したとも公表した。

機関投資家の資金フローも弱い。Goldman Sachsが米証券取引委員会(SEC)に提出した13Fによると、同社は2026年1〜3月期にSolana現物ETFとXRP現物ETFの保有をいずれも解消した。

長期保有クジラの分散売却、Pump.fun関連の売却再開、機関投資家によるポジション解消が重なり、Solanaを取り巻く投資家心理は一段と冷え込んでいる。市場全体に反発材料が乏しい中、当面は需給面の重さが上値を抑える展開が続きそうだ。

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