NHN Cloudは5月20日、TmaxTiberoの高可用データベースクラスタリング製品「Tibero Active Cluster(TAC)」をクラウド環境で提供すると発表した。アクティブ・アクティブ構成により可用性とサービス継続性を高め、民間向けと公共向けの両環境で展開する。
TACは、複数サーバーを同時稼働させるアクティブ・アクティブクラスタリング技術を採用した製品。複数のデータベースサーバーが同時に稼働することで処理を分散し、障害発生時のデータ保護とサービス継続を支える。待機系へ切り替えるアクティブ・スタンバイ方式に比べ、リソース効率と安定性に優れるとしている。
NHN Cloudは今年3月、TmaxTiberoと、国産技術をベースにしたAIインフラの構築に向けた業務協約を締結した。これを受け、TACの高性能共有ストレージや専用ネットワークインターフェースを自社環境向けに最適化し、クラウド対応を実現したという。
利用企業は、システム拡張時にクリック操作で新たなノードを追加でき、構成を柔軟に拡張できる。トラフィックが急増した場合にも迅速に対応しやすく、物理機器の初期構築コストを抑えながら、サーバーの増減を柔軟に行えるとしている。
NHN CloudはTACを民間向けと公共向けの各ゾーンで提供し、高可用な業務環境の構築を支援する方針だ。公共分野では、災害復旧(DR)を見据えたクラウド基盤の構築にも対応できる点を訴求する。
NHN Cloudのキム・ドンフン代表は「TmaxTiberoとの緊密な協力を通じて、NHN Cloud基盤のTACを提供できるようになった」とコメント。「国産技術の力を結集し、顧客サービスの柔軟性を最大化するとともに、DR体制構築の基盤まで提供していく」と述べた。
TmaxTiberoのパク・ギョンヒ代表は「TACの高可用技術を安定して実装し、国産データベース技術の競争力を証明した」としたうえで、「クラウドDBサービス『OwlDB』を軸に、AIまで拡張可能なデータプラットフォームへ発展させていく」と述べた。