Googleは20日(現地時間)、年次開発者会議「Google I/O」で、複数のGoogleサービスをまたいで作業を代行する個人向けAIエージェント「Gemini Spark」を発表した。
Gemini Sparkは来週、月額100ドルの「Google AI Ultra」サブスクリプション加入者向けに提供を開始する予定だ。
同社によると、Gemini SparkはGoogleのクラウドインフラ上で動作し、複数のGoogleサービスと連携する。クラウドで稼働するため、ユーザーはノートPCを常時起動しておく必要がない。専用のGmailアドレスにメールを送ることで、Gemini Sparkを直接利用できる。
Web操作ではChromeと連携する。モバイルでは、Androidに導入した新通知システム「Halo」を通じて、エージェントの作業状況をリアルタイムで確認できる。
MCPを介した外部サービスとの連携にも対応する。Googleは今後数カ月のうちに、連携先をさらに広げる方針だ。
Googleのスンダー・ピチャイCEOは、「開発者や企業向けにはこれまでもエージェントを提供してきた。こうした革新的な機能を、安全かつ確実に一般ユーザーへ届け、誰もが便利に使えるようにすることに注力している」と述べた。
Google LabsでGeminiアプリとAI Studioを担当するバイスプレジデントのジョシュ・ウッドワード氏は、活用例として「上司に進捗報告のメールを送る必要がある場合、Sparkがメール、ドキュメント、スプレッドシート、スライドから情報を集め、下書きを作成する」と説明した。さらに、「小規模事業者であれば、Sparkで受信トレイを監視し、顧客からの問い合わせを見落とさずに済む」と述べた。