放送メディア通信審議委員会は19日、デジタル性犯罪審議小委員会の発足から5週間で、空白期間中に滞留していたデジタル性犯罪案件の処理を完了したと発表した。
同委は小委員会の発足に合わせ、24時間の常時審議体制を再開した。これまでに処理した件数は計6万9126件。このうち、違法性が明白で被害者救済を急ぐ必要がある4万7165件については、海外事業者と連携し、審議に先立って削除対応を進めた。全体の約70%に当たる。
残る2万1961件については、1日1回の電子審議と計2回の対面会議を、祝日も休まず並行して実施し、是正を求めた。1日平均の処理件数は約900件。内訳は、違法撮影物が1万1338件、ディープフェイク性犯罪映像物が1万567件、性的な肖像情報などその他が56件だった。
同委は、キーワードベースの自動モニタリングシステムも活用している。デジタル性犯罪情報を自動で収集・保存することで、人手による監視の限界を補完する狙いだ。システムは仮想PCを通じて対象サイトに自動接続し、キーワード検索や情報収集、画面証拠の収集を24時間体制で行い、審議システムとも連動する。
同委関係者は「デジタル性犯罪は個人の人格と尊厳を抹殺する深刻な犯罪だ」としたうえで、「24時間の常時審議体制を維持し、自動モニタリングシステムの高度化を通じて、迅速かつ体系的に対応していく」と述べた。
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