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Shiba Inu(SHIB)が2カ月ぶりの安値圏に下落し、市場では段階的な買いを検討できる水準との見方が出ている。一方で、21週指数移動平均線(EMA)が上値抵抗として意識されており、ビットコイン急落後の清算増加もあって、相場は不安定さを残している。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、SHIBは先週、週間で13%超下落し、0.00000573ドル(約0.00086円)で取引を終えた。取引時間中には0.00000558ドル(約0.00084円)まで売られ、3月初旬以来の安値水準を付けた。

暗号資産アナリストのシマンスキーは、この価格帯について買い場として注目できる局面だと評価した。数カ月ぶりの安値圏まで下落したことで、市場環境が改善した場合のリスクリワードが相対的に良くなる可能性があるとの見方だ。

同氏は一括での投資ではなく、価格帯を分けて買い下がる分割買いを提案した。SHIBは過去に反発した安値圏を再び試しており、買いを検討し始める水準だと説明している。実際、SHIBは2月6日に0.00000507ドル(約0.00076円)、3月8日に0.00000523ドル(約0.00078円)まで下落した後、先週には0.00000670ドル(約0.0010円)まで切り返しており、安値から28〜32%上昇した場面があった。

もっとも、テクニカル面では上値の重さも意識されている。21週EMAが主要な抵抗線として機能しているためだ。

SHIBは直近の戻り局面で0.0000066ドル(約0.0010円)近辺まで上昇したが、この水準を明確に上抜けることはできなかった。この価格帯は過去にも上昇を阻んだ抵抗線として意識されており、調整が続く場合は0.00000520ドル(約0.00078円)と0.00000500ドル(約0.00075円)が下値支持帯として注目されている。

短期的な方向感は、ビットコインの値動きにも左右されやすい。SHIBへの下押し圧力は、ビットコインが18日に7万6000ドル(約1140万円)台まで急落した後に強まった。今後数日間、ビットコインをはじめ主要暗号資産がどのように推移するかが、SHIBの相場展開にも影響しそうだ。

デリバティブ市場では弱気シグナルが一段と強まっている。SHIBは足元で0.00000567ドル(約0.00085円)前後で推移し、24時間で3%下落した。同期間に清算されたレバレッジポジションは約29万7950ドル(約4470万円)に上り、このうち95%超をロングポジションが占めた。未決済建玉も1日で12%近く減少しており、清算の増加は先物市場で慎重姿勢が強まったことを示している。

その一方で、出来高は同期間に12%増加した。資金フローデータからは現物市場で売りが増えている兆候も見て取れる。足元のSHIBは、押し目買いへの期待と短期的な売り圧力がせめぎ合う局面にある。

当面の焦点は、0.00000500ドル(約0.00075円)前後の支持線を維持できるか、0.0000066ドル(約0.0010円)の抵抗線を突破できるかにある。支持線が保たれれば分割買いの見方が強まる可能性がある半面、ビットコイン安が続き、デリバティブ市場で清算圧力が強まれば、一段安に向かう可能性も残る。

反発基調を確認するには、出来高の増加だけでなく、現物市場の売り圧力の鈍化と主要抵抗線の回復がそろって進むかが重要になりそうだ。

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