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ビットコインが8万ドルを割り込み、市場では7万4000〜7万5000ドルが目先の重要な下値支持線として意識されている。取引所への流入増加や短期モメンタムの悪化も重なり、この水準を維持できるかが次の相場の分岐点になりそうだ。

Cointelegraphが18日(現地時間)に報じたところによると、ビットコインは週末に8万ドルを下回り、週間では5.78%下落して7万6600ドル近辺まで値を下げた。過去2年間にわたり下値支持線と上値抵抗線の両面で意識されてきた7万4000〜7万5000ドルを、再び試す局面に入っている。

暗号資産アナリストのアルディは、この水準の再テストが今回の弱気相場で最も重要な支持線テストになり得ると指摘した。2024年には7カ月にわたるもみ合い局面で同水準を明確に上抜けできず、2025年1〜3月期には支持線として機能した後、サイクル高値となる12万6000ドル方向への反発につながったと説明している。足元でも、複数の時間軸で節目として意識される価格帯だという。

別のトレーダーも7万ドルの攻防に注目している。アレックス・ウェイシは、7万ドルを維持できれば8万5000〜9万ドルへの戻り余地がある一方、これを割り込めば5万〜6万ドル台への一段安につながる可能性があると警戒感を示した。

需給面やセンチメント指標も弱含んでいる。ビットコインアナリストのアクセル・アドラー・ジュニアは、今月初めに8万2000ドル超を維持できなかった後、「ビットコイン強気・弱気構造指数」が再び弱気圏に入ったと指摘した。この指数は、現物ETF需要やトレーダーの活動状況、取引所の資金フロー、短期の価格モメンタムなど6つの指標を追跡するもので、プラスは買い優勢、マイナスは売り圧力の拡大を示す。

強気シグナルは長続きしなかった。5月6日にはビットコインが8万2000ドル近辺まで上昇し、同指数も一時プラスに転じたが、5月17日にはマイナス23.49まで低下した。売り圧力が急速に強まった格好だ。

取引所への資金流入も相場の重しとなっている。CryptoQuantのデータによると、直近6〜12カ月前にビットコインを購入した投資家の保有分が取引所へ移される動きが増えている。平均取得単価は約11万851ドルとされ、価格下落によって含み損を抱えた保有分の移動が目立っている。

長期保有分の取引所移動比率も急上昇した。比率は10.54%に達し、通常の1%未満を大きく上回った。市場アナリストのイージー・オン・チェーンは、平時と比べても著しく高い水準だと指摘している。

当面の焦点は、7万4000〜7万5000ドルの支持を維持できるかどうかだ。より大きな節目としては7万ドルも意識される。このゾーンで下げ止まれば反発を試す展開も見込めるが、支持線を割り込めば下落幅が一段と拡大するとの警戒感が市場で強まっている。

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