写真= Solumのメキシコ法人で量産を開始した北米向けヘッドランプ統合制御装置

Solumは5月19日、メキシコ生産法人を通じて、北米の完成車メーカー向けヘッドランプ統合制御装置の量産出荷を開始したと発表した。

同製品は、ヘッドランプ内のLED光源に電流を供給し、照明機能をソフトウェアベースで統合制御する車載電装部品だ。ヘッドランプ制御の中核を担う製品と位置付けられる。

LED駆動制御に加え、道路環境に応じて照射方向や照度を自動調整するIFS(知能型前照灯システム)とAFS(アダプティブ前照灯システム)の機能を、単一のコントローラーに集約した。

Solumによると、グローバル完成車メーカーの1次サプライヤー向けに、約6カ月にわたって工程・製品の承認手続きを進め、量産出荷に必要な認定を取得した。量産検討の開始からサプライヤー登録、最終承認、出荷までの全工程を1年以内に終えたとしている。

今回の供給では、Solumのメキシコ法人が生産から納品までを担う。メキシコ・ティフアナ工場はサンディエゴから車で約1時間の場所にあり、北米の自動車サプライチェーンに近接する立地を強みにする。

同社は、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)圏内で安定供給しやすい点も利点として挙げた。

今回の量産出荷により、Solumは車載電装部品サプライヤーとしての供給実績を北米で本格的に築いた。今後は追加品目の量産を順次進めるとともに、電動化の中核部品に関する設計・開発力を生かし、事業領域を広げる方針だ。

Solum関係者は「今回の量産出荷は、単なる納品開始ではなく、北米の車載電装サプライチェーンで信頼できる供給者として認められたことを意味する」とコメントした。そのうえで「知能型照明制御技術を足がかりに、電動化分野の高付加価値部品事業へと領域を広げていく」と述べた。

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