写真=Naver D2SF

Naver D2SFは5月19日、AIエージェント利用時のユーザー負担を減らす「ユーザーモデル」を開発するClonLabsに新規投資したと発表した。

今回の投資は、Naver D2SFがキャンパス技術創業公募展でClonLabsチームを発掘してから約3カ月で決まった。AI時代に新たに浮上する「人―エージェント」間のボトルネックに着目し、ClonLabsの課題解決力を評価したという。

AIエージェントの活用が広がる一方で、ユーザーがその都度指示を出し、結果を確認してフィードバックする必要があり、かえって負担が増すとの指摘がある。ClonLabsは、ユーザーの介入なしに文脈を予測し、意思決定を支援するユーザーモデルを開発している。

同社の技術は、ユーザーのPC利用パターンを学習したAIが、エージェントの処理が止まる場面を検知し、次の行動を代行する仕組みだ。

精度向上に向けては、PC利用パターンを記録する「レコーディング」、文脈や嗜好を分析する「メモリー」、次の行動を予測・実行する「プリディクション」の3層を採用した。予測の信頼度が低い場合に限ってユーザーに確認を求めることで、自動化の安定性も確保したとしている。

最初の対象顧客は、AIエージェントを最も多用する「AIビルダー」とし、「クローンデスクトップ」と「クローンプラグイン」を打ち出した。

研究面では、ソウル大学の学部生出身者で構成するチームとして、スタンフォード大学やカーネギーメロン大学などと協業してきた。関連論文7本を発表しており、コンピューターを直接操作するAI「CUA(Computer-Use Agent)」や、プライバシー保護型メモリーアーキテクチャなどの中核技術を深く研究してきた点を強みとしている。

ヤン・サンファンNaver D2SFセンター長は「AI技術の進展により、これまで存在しなかった新たなボトルネックと市場機会が生まれている」とコメントした。そのうえで「ClonLabsは、人とエージェントの間にあるボトルネックが生産性を制約するという課題を的確に捉え、深く取り組んでいるチームだ」と述べた。

キーワード

#Naver D2SF #ClonLabs #AI #AIエージェント #ユーザーモデル #CUA #Computer-Use Agent
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.