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Samsung ElectronicsとSK hynixを対象にした単一銘柄のレバレッジETF・インバースETFが27日に初めて上場する。8社が計16本を同時投入する予定で、運用各社の間では早くも低報酬競争が始まっている。

金融投資業界によると、Samsung Asset Management、Mirae Asset Management、Korea Investment Management、KB Asset Management、Shinhan Asset Management、Hanwha Asset Management、Kiwoom Asset Management、Hana Asset Managementの8社は27日、Samsung ElectronicsとSK hynixを原資産とする単一銘柄のレバレッジETF・インバースETF計16本を上場する予定だ。

内訳はレバレッジETFが14本、インバースETFが2本。単一銘柄のレバレッジETF・インバースETFが韓国国内で上場するのは今回が初めてとなる。

これらの商品はKOSPI200のような株価指数ではなく、Samsung ElectronicsとSK hynixの個別株を原資産とする。レバレッジETFは原資産の日次騰落率の2倍に連動する設計で、インバースETFは株価下落時の収益獲得を狙う。

Samsung Asset Management、Mirae Asset Management、Korea Investment Management、KB Asset Management、Kiwoom Asset Management、Hana Asset Managementの6社は、それぞれSamsung ElectronicsとSK hynixのレバレッジETFを投入する。

一方、Shinhan Asset ManagementはSK hynixレバレッジETFとSK hynix先物インバースETFを、Hanwha Asset ManagementはSamsung ElectronicsレバレッジETFとSamsung Electronics先物インバースETFをそれぞれ上場する予定だ。

当面の焦点は総報酬だ。同じ原資産を対象とする商品が一斉に並ぶため、投資家はブランド力、売買高、総報酬、気配スプレッドなどを比較しながら商品を選ぶ可能性が高い。

Mirae Asset ManagementはTIGER ETFの総報酬を年0.0901%に設定した。Korea Investment ManagementのACE ETF、KB Asset ManagementのRISE ETF、Hana Asset Managementの1Q ETFはそれぞれ年0.091%前後。Shinhan Asset ManagementのSOL ETFは、SK hynixのレバレッジとインバースの両商品を年0.1%とした。

Hanwha Asset ManagementはSamsung ElectronicsレバレッジETFの総報酬を年0.1%に引き下げた一方、Samsung ElectronicsインバースETFは年0.49%に設定した。Kiwoom Asset ManagementのKIWOOM ETFは年0.25%、Samsung Asset ManagementのKODEX ETFは年0.29%となっている。

もっとも、単一銘柄のレバレッジETFは長期保有より短期売買向きの商品とされる。このため、投資判断が総報酬の差だけで決まるとは限らないとの見方も出ている。

業界によると、1億ウォンを3日間投資した場合の負担額は、KODEXレバレッジETFが約2382ウォン、TIGERレバレッジETFが約741ウォンで、差は約1641ウォンとなる。100万ウォンを3日間投資した場合は、それぞれ約24ウォン、約7ウォンにとどまる。

短期売買では、総報酬より実際の売買で発生するコストの影響が大きくなる可能性がある。代表例がスリッページで、投資家が想定した価格と実際の約定価格との差を指す。売買高が十分でなかったり、気配の開きが大きかったりすると、総報酬の差以上に約定価格のずれによる損失が膨らむことがある。

レバレッジETFは日次騰落率の2倍に連動させる必要があるため、運用の難度も高い。Samsung ElectronicsやSK hynixのように売買代金の大きい銘柄を原資産とする場合でも、レバレッジ商品では流動性供給者(LP)による気配提示や、運用会社のトラッキング管理が重要になる。板が十分に厚くなければ、投資家は想定より不利な価格で売買せざるを得ない可能性がある。

今回の競争は、単なる最低報酬争いにとどまらず、上場後の取引環境の優劣に軸足が移る可能性が高い。上場直後は低報酬が投資家の関心を集めても、時間の経過とともに、売買高、気配の質、LP対応、トラッキングエラーなどが商品選択の基準になりそうだ。

業界関係者は「レバレッジETFは値動きの大きい商品で、日次騰落率の2倍に連動させるには流動性管理と運用能力が重要になる」としたうえで、「総報酬を過度に下げれば、LP管理や商品運用の面で負担が生じる可能性がある」と指摘した。

そのうえで「短期のレバレッジ投資家は総報酬だけでなく、狙った価格で売買できるか、売買高や気配が十分かも併せて見る必要がある。総報酬の差より、1回のスリッページが投資成果に与える影響のほうが大きい場合もある」と述べた。

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