OpenCloの開発者で、OpenAI社員でもあるピーター・スタインバーガー氏が、過去30日間にOpenAI APIトークンを130万ドル(約1億9500万円)分消費したと明らかにし、注目を集めている。費用は自己負担ではなく、OpenAIから請求も受けないとしている。
Business Insiderが18日(現地時間)に報じた。スタインバーガー氏は16日、X(旧Twitter)に、AIコーディングツールごとのトークン消費額を表示する「CodexBar」の画面を投稿した。画面には、過去30日間の累計消費額として130万ドルが示されていた。
同氏は、自身が現在OpenAIに在籍しているため、この費用を個人で負担するわけではないと説明した。また、トークン利用はOpenClo開発を支援するためのベネフィットだとしたうえで、OpenAIから実際に請求を受けるのかとの問いには「ない」と答えた。
Business Insiderは、この数字について、AIを集中的に活用した場合にコストがどこまで膨らむかを示す事例だと指摘した。あわせて、計算資源を無償で利用できることが、AI人材の獲得競争で重要な条件になりつつあるとも伝えている。
シリコンバレーでは最近、トークン消費量を誇示する文化が広がっているという。OpenAIも、こうした消費量を競うランキングの仕組みを運用する企業の一つだ。
X上では反応が分かれた。1人のエンジニアによるAI利用額が100万ドルを超えたことに驚く声がある一方で、その規模なら新たなエンジニアを採用できるとの指摘もあった。Business Insiderによると、今回の投稿を、ほかの開発者にトークン利用を促すマーケティングと受け止めるユーザーもいた。
スタインバーガー氏は、消費額の大半はOpenCloの開発に使ったと説明している。