弱気相場のなかでも、高レバレッジのDogecoinポジションが市場の関心を集めている。写真=Shutterstock

新たに作成された暗号資産ウォレットが、Dogecoin(DOGE)2000万枚を対象に10倍のロングポジションを構築し、市場の注目を集めている。ポジション規模は約225万ドルで、相場全体が軟調ななかでの強気な賭けとして受け止められている。

ブロックチェーンメディアThe Crypto Basicが16日(現地時間)に報じた。高いレバレッジに加え、清算価格までの余地が限られていることもあり、投資家の間で話題となっている。

オンチェーン分析プラットフォームLookonchainによると、この新規ウォレットは1枚当たり0.11335ドルでポジションを構築した。公開データ上のDOGE価格は0.11273ドルで、この時点の含み損は約1万2410ドルだった。

その後、DOGE価格は0.11027ドルまで下落し、含み損は約6万724ドルに拡大した。それでもトレーダーは10倍のロングポジションを維持している。清算価格は0.10284ドルに設定されており、この水準を下回ればポジションは強制清算される。

市場では、取引規模そのものよりも、このポジションを取った主体に関心が集まっている。新規作成アドレスであるうえ、10倍という攻撃的なレバレッジをかけているためだ。一部のDOGE投資家の間では、高リスクの投機的な賭けとみる向きがある一方、Dogecoinに何らかの好材料が出ることを見込んだポジションとの見方も出ている。

特に注目されているのは、清算価格がエントリー価格を約9%下回る水準にとどまっている点だ。相応に強い上昇見通しがなければ取りにくいポジションとの見方が出ており、高レバレッジのまま維持していることも、同じ文脈で受け止められている。

この取引が確認されたタイミングは、暗号資産市場全体で売り圧力が再び強まった局面と重なる。直近24時間では、Bitcoinが2.75%、Ethereumが2.76%、BNBが3.60%、XRPが3.72%下落し、Dogecoinも4.24%下げた。

市場全体の調整を受け、レバレッジポジションの清算も急増した。直近24時間の暗号資産市場全体の清算額は約5億7500万ドルで、このうちロングポジションの清算は5億4900万ドルを占めた。BitcoinとEthereumの清算額はそれぞれ1億8800万ドル、1億5100万ドルで、Dogecoinのレバレッジポジションの清算額も約955万ドルに達した。

こうした環境下での新規ウォレットによる大口のDOGEロングは、単なる高レバレッジ取引にとどまらず、市場心理を映す事例として注目されている。DOGE価格が清算水準を維持できるか、それとも下落局面で追加の売り圧力にさらされるかが、短期的な焦点となりそうだ。

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