XRPが対ビットコインの長期チャートで上値抵抗線を突破した場合、ビットコインに対して最大10倍の相対優位を示し、価格が15ドルを超える可能性がある――。こうした見方を、ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが16日(現地時間)に報じた。
報道によると、市場アナリストのジェラル・クチュケル氏は、XRP/BTCが数年にわたる対称三角形の上限を上抜ければ、XRPは15ドル超まで急伸し得ると予測した。
同氏は、XRPがビットコインを10倍超アウトパフォームする余地があるとみている。チャートの形状は極めて明確だとしたうえで、日足ベースでは放物線的な上昇局面に入る可能性があると指摘した。市場では調整を想定する声もあるが、同氏はむしろ上昇継続の可能性を重視している。
また、初期の上昇局面が投資家の判断を鈍らせる可能性にも言及した。XRPが先行して3倍程度上昇した場合、多くの投資家は過熱感を意識して早期に利益確定へ動く一方、本格的な上昇はその後に始まる可能性があるという。相場全体の上昇余地の一部しか取れないまま、ポジションを手放す投資家が増えるとの見方だ。
焦点となるのはXRPの絶対価格ではなく、ビットコインに対する相対強度だ。XRPは2025年7月の高値3.6ドル以降、対ビットコインで41%下落したが、XRP/BTCはなお長期の対称三角形の内部で推移している。2018年以降続くこの収れんパターンは、変動率の圧縮後に大きな方向感が出やすい局面として注目されている。
テクニカル面では、0.00001575が重要な支持線として意識されている。XRP/BTCは2025年10月に同水準を試した後、急反発した。クチュケル氏はこの動きを、支持線の強さを確認する材料と位置付けている。足元ではXRP/BTCが約0.00001808、XRP価格が約1.39ドル(約209円)で推移しており、2025年7月高値以降に全般として下落した後も、主要支持線の上で相場構造を保っているとの見方を示した。
この支持線が維持されれば、上放れに向けた土台になり得る。クチュケル氏のチャート分析では、XRPが対ビットコインで907%上昇するシナリオを想定している。実際に上抜けが確認されれば、短期間で相対リターンが大きく拡大する可能性があるという。
長期推移もその根拠の一つだ。XRP/BTCは2018年1月、XRPが3.3ドルまで上昇した局面で0.00023を記録した後、下落トレンドへ転じた。その後は高値が切り下がる一方、安値は切り上がり、月足では対称三角形が形成された。
今後の注目点は、XRPが主要支持線を維持したまま、長期の三角持ち合い上限を明確に上抜けられるかどうかにある。同氏は、上昇モメンタムが強まれば、多くの投資家の想定を超えるスピードで15ドルを突破する可能性があるとみている。
もっとも、この長期収れん構造が実際の強気転換につながるには、出来高の増加に加え、市場全体のリスク選好が追い風になることが欠かせない。相対強度チャートで抵抗線を突破しても、ビットコイン相場が急変したり、暗号資産市場全体の売り圧力が強まったりすれば、XRP単独の上昇は抑えられる可能性がある。
また、15ドル超という見通しは、あくまで長期パターンの上抜けを前提とした強気シナリオだ。現水準と目標値の開きは大きく、市場ではまず支持線の維持と上値抵抗線の突破可否を段階的に見極める必要がある。テクニカル構造が改善しても、上昇の持続には新規資金の流入と出来高の拡大が不可欠となる。
クチュケル氏は「XRP/BTCはビットコインを10倍上回る可能性がある。チャートはそれほど明確だ。日足では放物線的な動きに入るとみている。多くの人が調整を待つなかでも、価格は上昇を続ける可能性がある。まず3倍程度の上昇が見える」と述べた。