写真=Reve AI

ミームコインのShiba Inu(SHIB)が、この1年で主要資産の中でも大きく下落したことが分かった。暗号資産アナリストのAsh Cryptoが示した比較によると、過去12カ月でSHIBは64%下落。1年前に10万ドルを投じていた場合、足元の評価額は約3万6000ドルまで目減りする計算になる。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが16日(現地時間)に伝えた。Ash Cryptoは、主要な伝統的資産と暗号資産の1年リターンを比較し、銘柄ごとの騰落率を示した。

その中でSHIBは、下落率の大きい銘柄の一つとなった。10万ドルの投資額は約3万6000ドルに縮小し、主要資産との比較でも見劣りする結果となった。

比較対象では、Pepe(PEPE)、Dogecoin(DOGE)、Ondo(ONDO)、Uniswap(UNI)、Official Trump(TRUMP)などのミームコインやアルトコインも、そろって2桁の下落率を記録した。

大型の暗号資産も例外ではない。1年前にBitcoin(BTC)へ10万ドルを投資していた場合の評価額は約7万2000ドル、Ethereum(ETH)は約8万3000ドルだった。

一方、伝統的資産は堅調だった。NVIDIAは同期間に74%上昇し、S&P500は27%、ナスダックは39%上昇した。過去1年は、伝統的資産が暗号資産の多くを大きく上回るパフォーマンスを示した格好だ。

実際のSHIBの値動きも、こうした比較とおおむね一致している。2025年5月時点のSHIBは0.0000145~0.0000148ドルで推移していたが、その後は売り圧力が強まり、現在は0.000006080ドル前後で取引されている。1年前と比べると下落率は約60%で、Ash Cryptoが示した64%安に近い水準だ。

年初来高値からの下げも大きい。SHIBは2026年の高値である0.00001ドルから、足元ではほぼ40%下落している。直近では0.000007ドル台の回復を試したものの、戻りは続かなかった。

売買高も細っている。SHIBの直近24時間の取引高は約1億900万ドル(約169億円)で、前日比10.6%減となった。価格下落と取引高の減少が重なり、短期的な反発力は限られている。

市場全体の地合いの弱さも重荷となっている。米国と主要経済圏の関税を巡る対立や中東情勢の緊迫化など、マクロ経済要因や地政学リスクが過去1年にわたり暗号資産市場を圧迫してきた。今回の比較では、SHIB固有の弱さというより、ミームコインやアルトコイン全般が不安定な値動きだったことも改めて浮き彫りになった。

Ash Cryptoが示した比較では、12カ月前に10万ドルを投資した場合、NVIDIAは17万4000ドル、S&P500は12万7000ドル、ナスダックは13万9000ドルに増加した。一方で、BTCは7万2000ドル、ETHは8万3000ドル、DOGEは4万5000ドル、LINKは5万8000ドル、SHIBは3万6000ドル、TONは5万9000ドル、UNIは4万8000ドル、PEPEは2万5000ドルとなった。

今回のデータは、過去1年の市場環境において、暗号資産が株式などの伝統的資産に対して低調だったことを示している。中でもSHIBは下落率の大きさが目立ち、足元では取引高の鈍化も重なっている。

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