Daedongは18日、2026年1〜3月期の連結売上高が3777億ウォン(約415億円)、営業利益が60億ウォン(約7億円)だったと発表した。売上高は前年同期比2.4%減。世界的な農機市場の縮小や米国の関税負担に加え、AI・ロボティクス分野への先行投資拡大が響き、減益となった。
一方で同社は、「農業フィジカルAI(Physical AI)」を基盤に、AIトラクター、農業ロボット、精密農業、スマート農業を結ぶ「AI農業運営プラットフォーム」企業への転換を加速している。
1〜3月期には、ビジョンAIを活用した自律作業トラクターの全国デモを実施し、販売基盤を強化した。あわせて、総事業費2546億ウォン(約280億円)の国家農業AXプラットフォーム事業も受注した。
北米市場では、2026年に新規ディーラー100社の獲得を目標に掲げる。販路拡大に加え、販売力の高い有力ディーラーの開拓を軸とした戦略を進めており、1〜3月期時点で当初目標を達成した。上半期中には50社以上の有力ディーラーを確保できる見通しとしている。
欧州市場でも、北欧での新規チャネル開拓やドイツでの直販体制強化を通じ、市場カバレッジの拡大とプレミアムチャネルでの競争力強化を進めている。
4〜6月期以降は、北米の繁忙期に合わせた販売攻勢、AIトラクターの販売拡大、原価改善を通じて業績の立て直しを図る。2026年はAIトラクター最大300台の販売を目標とし、精密農業や運搬ロボットを組み合わせたパッケージ販売も拡大する方針だ。
ウォン・ユヒョンCEOは「2026年は、Daedongが農業フィジカルAIを基盤とする次世代農業プラットフォーム企業へと転換するうえで重要な年になる」としたうえで、「AIトラクター、精密農業、スマート農業を中心とした将来事業の競争力を高め、グローバルチャネルの拡大を通じて持続成長の基盤を固めていく」と述べた。