Naverは18日、Nexonとの戦略提携の一環として、「Naverログイン会員」への移行を開始したと発表した。ID連携を起点に、Npay決済の導入、パーソナライズされたコンテンツ推薦の高度化、配信支援まで含めた協業を本格化する。
今回の移行により、Nexon利用者はNaverログインとNpay決済を利用できるようになる。Naverは連携アカウントを基に、利用者の関心に合わせて、Nexonの知的財産(IP)に関連するチチジクやクリップの推薦精度を高める方針だ。
両社はあわせて、ストリーミングプラットフォーム「チチジク」でNexonのIPを活用した配信コンテンツ制作を後押しする「Nコネクト」プロジェクトも実施する。Nコネクトでは、「活動」「成長」「インパクト」の3つの軸に基づく報酬設計を採用し、配信活動や視聴者の参加状況に応じた特典を提供するほか、「コンテンツ支援センター」も運営する。
これにより、チチジクのパートナー、プロ、ルーキー配信者によるNexonゲーム関連コンテンツの制作を支援し、視聴から実際のゲームプレイへと自然につながる協業体制の構築を目指す。チチジクのNコネクトは9月22日までプレシーズンとして運営し、レギュラーシーズンは10月に始める予定だ。
利用者向けのキャンペーンも実施する。6月24日までにNaverログイン会員へ移行した利用者には、初回決済時に決済額の10%をNpayポイントで還元する。上限は5000ポイント。イベント期間中にNexonでNpayマネーをチャージして決済した場合は、さらに1%を追加で還元する。
また、7月20日までにログインIDをNaver IDに変更した利用者は、「Dungeon&Fighter」「MapleStory」「Mabinogi Mobile」など対象約20タイトルのうち1タイトルを選び、クーポンパックを受け取れる。このうち「FC ONLINE」では、8周年イベントに参加すると追加報酬を受け取れる。満14歳以上のNexon利用者であれば移行でき、これまでのプレイ記録は維持される。
Naverによると、チチジクでは2025年1月から2026年3月までの間に、Nexon IP関連のストリーミング配信が計55万件実施された。Naverの各種サービスでもゲームコミュニティの運営が活発だという。さらに、Naverが2026〜2030年のFIFAワールドカップ中継権を確保していることから、6月の北中米大会を前に、NexonのスポーツゲームIPとの相乗効果も見込まれるとしている。
イ・ジェフNaverエンターテインメントサービス部門長は、「今回のアカウント移行を起点に、Nexonとの統合アカウントの拡大と利用者データ連携の強化を進め、オンラインとオフラインをまたぐコンテンツエコシステムを広げていく」と述べた。その上で、「今後もNaverの多様なサービスとNexonのゲームIPを有機的に結び付け、Naverならではの差別化されたコンテンツと特典を提供し、パートナーシップを継続的に拡大する」と説明した。