OpenAIが、AI音声クローンツールを手がけていたスタートアップのWeights(Weights.gg)を買収したと、米New York Timesが報じた。買収条件は公表されていないが、OpenAIは少人数のチームと知的財産を取得したという。
報道によると、Weightsは3月にサービス終了を告知していた。
Weightsは、音声クローンなどのAIモデルを作成・共有できるソーシャルサービスとして利用されていた。YouTubeユーザーが、俳優サミュエル・L・ジャクソンの声を再現する様子を公開した例もあった。
同サービスでは、テイラー・スウィフトやカニエ・ウェスト、BLACKPINKのメンバーを再現した音声モデルも人気を集めていたとされる。ドナルド・トランプ大統領やジョセフ・バイデン前大統領など、主要政治家の音声も公開されていたという。
ジャクソンを含む一部の著名人は、自身の声がAIで再現されることに反対してきた。先月には、スウィフトが自身の音声や肖像に関する商標保護に向け、米国特許商標庁に一連の出願書類を提出した。
OpenAIがWeightsのチームや技術を今後どのように活用するかは明らかになっていない。関係者によると、Weightsの社員はOpenAI内の複数チームに分かれて配置された。
その関係者は、OpenAIがWeightsと同様の製品を展開する可能性は低いとみられるとの見方も示した。
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