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Salesforceのマーク・ベニオフ最高経営責任者(CEO)は、2026年にAnthropicのトークンをコーディング用途で3億ドル(約450億円)分利用する見通しを明らかにした。AIエージェントの活用による業務効率化が進んでおり、Slack内でのコーディング支援技術の開発も進めているとしている。

米Business Insiderによると、ベニオフ氏は15日(現地時間)に配信されたポッドキャスト番組「All-In」で、「AIコーディングエージェントは素晴らしい。Anthropicも素晴らしい」と語った。その上で、「今年、SalesforceではAnthropicのトークンをコーディング向けに3億ドル分使うことになるだろう。あらゆる工程のコストを下げられる」と述べた。

トークンは、ユーザーが入力し、AIモデルが処理する情報の単位だ。AI企業は一般に、このトークン使用量を基準にユーザーや大規模組織へ課金している。

ベニオフ氏は、AIエージェントがSalesforceにもたらした効率化について、「前例のない」水準だと強調した。サービス、サポート、流通、マーケティングの各分野を例に挙げている。ベニオフ氏は2025年8月、AIエージェントの導入によってサポート部門の人員を9000人から5000人に減らしたと発表している。

また、生産性向上を背景に、Slack内で誰もがより簡単にコーディングできる技術をSalesforceが開発していることも明らかにした。Salesforceは2021年にSlackを買収している。ベニオフ氏は「Slackの中で、誰もがもっと簡単にコーディングできる技術を作っている。コーディングは新たな時代に入った」と述べた。

一方で、2026年にAnthropicのトークン利用へ3億ドルを投じる見通しを示す一方、従業員が使うすべてのトークンをAnthropicのClaudeのようなフロンティアモデルで処理する必要はないとの考えも示した。今後は、入力の一部をAnthropicに送り、別の一部を小型モデルに振り分けるための「中間レイヤー」が必要になるとみている。

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