Anchorage Digitalは、RobinhoodやKrakenなどが参加するステーブルコイン「USDG」連合での関与を縮小し、特定のステーブルコインに偏らない中立的な立場へ軸足を移す。CoinDeskが報じた。
報道によると、同社はUSDG連合への参加自体は継続するものの、これまでのように前面に立つ役割は抑える方針だ。
USDGの流通額は約30億ドル(約4500億円)とされる。Paxos Digital Singaporeが発行し、シンガポール通貨庁の監督下にある。連合にはGalaxy Digital、OKX、Visa、Worldpay、Bullishも名を連ねる。
Anchorage Digitalの共同創業者兼CEO、ネイサン・マカリー氏は、USDGの支援を続け、連合にもとどまる考えを示した。一方で、従来のような主導的な立場からは一歩引くと説明した。
同社はこれまでUSDGを積極的に支援してきたが、今後はより中立的な立場を重視する。マカリー氏は、単一のステーブルコインを前面に押し出さない方が合理的だとの認識を示した。
背景には事業構造の変化がある。Anchorage Digitalは最近、最大20行の銀行や大手テック企業が、同社と組んでステーブルコインの発行を検討していると明らかにしていた。4月には、MetaMaskやBridgeと連携するステーブルコイン発行プラットフォーム「M0」との提携も発表している。
複数顧客向けのホワイトラベル型ステーブルコイン発行事業を広げる中で、同社としては特定銘柄への関与を抑え、中立性を保つ必要性が高まっているとみられる。