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英ロンドンのブロックチェーン分析企業Ellipticは、Nasdaq VenturesやDeutsche Bankなどが参加する投資ラウンドで1億2000万ドル(約180億円)を調達した。調達資金は、金融機関向けの暗号資産監視やリスク分析機能の強化に充てる。

CoinDeskの報道によると、ラウンドを主導したのはOne Peakで、British Business Bankも参加した。今回の資金調達に伴うEllipticの企業価値は6億1000万ドル(約915億円)とされた。

同社は、AIを活用したモニタリング・リスク分析ツールの拡充を進める方針だ。

背景には、金融機関による暗号資産コンプライアンスやセキュリティインフラへの支出拡大がある。関連需要も伸びているという。

Ellipticは、数十種類のブロックチェーン上の暗号資産取引を追跡し、制裁対象や詐欺、ランサムウェア、不正資金に関連するウォレットを特定するソフトウェアを提供している。銀行や取引所、政府機関は同社のツールを使って取引を監視し、金融犯罪への規制対応に活用している。

同社によれば、世界の暗号資産取引量の3分の2は、Ellipticのサービスを利用する取引所を通じて行われている。

最高経営責任者(CEO)のシモン・マイニ氏は、今回の調達資金を活用し、エージェント型製品の投入計画も前倒しする方針を示した。Ellipticのデータセット上で動くエージェントを構築し、コンプライアンス分析担当者の手作業や定型業務を自動化することで、人員をより高度な金融犯罪調査に振り向ける考えだ。

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