Bitcoinが8万2000ドルを下値支持として固められず、短期的な下押し懸念が強まっている。市場では、レンジ上限で上値を抑えられたことで、ボックス相場の下限を改めて試す展開を警戒する声が広がっている。
Cointelegraphが15日(現地時間)に伝えたところによると、足元の相場を巡って市場参加者の見方は分かれているものの、短期的には一段安を想定すべきだとの見方が優勢になりつつある。
JDK AnalysisはXへの投稿で、Bitcoinはなおボックス相場のレンジ内で推移しており、重要な上限近辺で値動きが続いていると指摘した。
このレンジ相場は5月の大半にわたって続いている。上値にはCMEのBitcoin先物ギャップと200日線が重なっており、複数の抵抗要因がなお意識されている。このため、市場ではレンジ下限を再確認するとの見方が強まっている。
CGT Traderは、過去に反発が入った支持帯での値動きが焦点になるとしたうえで、今回はその水準を下抜ける可能性が高いとみている。Bitbullも、Bitcoinは8万2000ドルを再び回復できておらず、下押し圧力が長引くリスクが高まっていると指摘した。
短期の抵抗線を突破できなかったことは、単なるもみ合いではなく、次の下落局面の入り口になりかねないとの見方だ。
一方で、上昇シナリオを維持する声もある。Cryptic Tradesは、史上最高値を更新している米国株式市場の動きにBitcoinが追随し、今後数週間で大きく出遅れ分を取り戻す可能性があると予測した。
テクニカル指標に基づく強気見通しも出ている。Kai Sorenはボリンジャーバンドの分析を踏まえ、強い買いによって支持線が素早く守られたと評価した。支持線が維持される限り、上昇モメンタムはなお強いとの見方を示している。
ジョン・ボリンジャーも、これに関連するシグナルに反応を示していたという。
当面の焦点は、8万2000ドルを回復できるかどうか、そしてレンジ下限を維持できるかにある。上値抵抗を突破できなければ下値再試しの可能性が高まる一方、支持線が機能すれば、米株高に連動した反発シナリオが再び勢いを増す可能性がある。
Cointelegraphは、短期の方向感はレンジ離脱の成否に加え、その過程での先物市場の反応に左右されると伝えている。