写真=ITCEN Global

ITCEN Globalは15日、2026年1~3月期の連結売上高が3兆2882億ウォンだったと発表した。Web3事業とITサービス事業が全体の成長をけん引した。あわせて、金取引のデジタル化や日韓ステーブルコインの共同研究など、次世代金融分野の取り組みも進めている。

売上高は前年同期比で約100%増。営業利益は992億ウォンで同193%増、当期純利益は727億ウォンで同178%増だった。Web3部門では韓国金取引所、ITサービス部門ではITCEN CTSやITCEN ENTECHなどが業績拡大に寄与したとしている。

同社は2025年に過去最高業績を更新したのに続き、2026年1~3月期も韓国金取引所を中核とする金取引プラットフォーム事業の高成長を背景に、四半期ベースで高水準の実績を確保した。金販売の取扱拡大が、2026年通期の成長期待を押し上げているという。

Web3を軸とする次世代金融事業も具体化が進んでいる。実物金の流通で首位の事業基盤に、デジタル子会社が持つIT、物流、リスク管理の機能を組み合わせ、従来のオフライン流通にとどまらないデジタル金融インフラへの拡張を進める。リアルタイム相場とモバイルチャネルを基盤に、金取引のデジタル化を進める考えだ。

ITサービス部門では、AIやソリューションを中心とした事業ポートフォリオを軸に、公共・民間向けのデジタル変革需要の取り込みに注力している。

Web3部門では、韓国金取引所 Digital Assetの「クムバンクムバンク」などのプラットフォームを基盤に、実物金のデジタル化を加速する。「Gold Standard Wallet」アプリを通じて、RWAベースで金の保管、流通、活用を一体化したサービスの構築を目指す。年内には取引所展開の拡大も検討しており、金を含む実物資産のトークン化を通じた次世代金融エコシステムの整備を本格化する方針だ。

また、日本で円連動ステーブルコインを手がけるJPYCと、日韓ステーブルコインの共同研究を進めている。「円―金―ウォン」をつなぐ越境決済標準の構築も計画している。

カン・ジンモ代表は「2026年1~3月期も、韓国金取引所を中心とする金取引プラットフォーム事業が成長をけん引し、過去最高水準の実績を維持した。Web3事業の進展と、RWA基盤の次世代金融プラットフォーム構築の成果が表れた」とコメントした。

そのうえで、「Gold Standard Walletの投入に加え、年内の金・銀トークン発行、海外暗号資産取引所への上場、JPYCとの日韓ステーブルコイン共同研究を通じて、越境決済標準を先取りし、グローバルRWA市場を主導したい。5年以内に10兆ウォン規模のデジタル金エコシステムの実現を目指し、高成長を維持する」と述べた。

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