XRPの長期的な強気基調を見極めるうえで、2カ月足の21EMAが重要な節目として注目されている。市場アナリストのイグラック・クリプトは、XRPがこの水準を維持できるかどうかが、マクロの強気構造継続を占う分岐点になるとの見方を示した。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が14日(現地時間)に報じた。イグラック・クリプトは、短期的な値動きよりも、長期的な相場構造が維持されるかが重要だと指摘している。
XRPは2025年7月に過去最高値となる3.6ドルを付けた後、調整局面を挟んだものの、長期の上昇構造はなお崩れていないとの見方が出ている。背景には、2カ月足ベースで21EMAを上回って推移していることに加え、数年にわたって安値を切り上げる流れが続いていることがある。
チャート面では、XRPは2017年以降、複数年にわたる上昇三角形の中で推移してきた。安値は切り上がる一方で、3.36ドル近辺では繰り返し上値を抑えられてきたという。
イグラック・クリプトは、こうした長期の圧縮局面について、主要な支持線が維持される限り、大型の資産が循環的な上昇局面に入る前に見られる典型的なパターンに近いと分析した。
短期的な焦点として挙げたのが、2.40〜3.36ドルの価格帯を回復できるかどうかだ。同氏は「本当の確認シグナルは、このレンジを再び回復することだ」と述べた。
現在のXRP価格である1.43ドルと比べると、この価格帯は約68〜135%高い水準に当たる。仮にこのレジスタンス帯を回復できれば、数年にわたって意識されてきた上値抵抗の突破に一段と近づくことになる。
一方で、下方向のシナリオにも言及した。イグラック・クリプトは、XRPが今年2月に1.12ドルで底打ちした可能性を40〜50%とみる一方、最後の投げ売りでもう一段下押しする可能性を50〜55%と見積もった。
その場合、相場は上昇トレンドラインを再び試す展開となる可能性がある。下値の目安としては、Binanceで付けた下ヒゲベースの安値である0.77ドル近辺が改めて意識されている。
上方向の目標は、レジスタンス突破の可否に左右される。イグラック・クリプトは、上値抵抗を明確に上抜けた場合、7〜13ドルまで上昇余地が広がる可能性があるとした。
現在価格ベースでは、7ドルは約390%高、13ドルは約809%高の水準となる。
さらに、200ドルを超えるような一段と強気の長期シナリオについては条件付きとした。テクニカルな構造だけでは不十分で、暗号資産市場全体の流動性サイクルが同時に追い風となる必要があると説明している。
総じてみれば、XRPの長期的な方向感は、2カ月足21EMAを維持できるかどうか、そして2.40〜3.36ドルのレジスタンス帯を回復できるかどうかにかかっている。価格帯を回復できれば、長期の持ち合い上放れへの期待が高まる一方、21EMAを下回れば追加調整への警戒が強まりそうだ。
市場では、XRPが主要な支持線を守り、次の上昇局面に移行できるか注目が集まっている。