XRP 写真=Shutterstock

XRPで大口保有ウォレットの増加が続いている。1万XRP超を保有するウォレット数は過去最多を更新し、XRP Ledger(XRPL)の取引件数も伸びている。市場では、価格が1.50ドル前後の上値抵抗を突破できるかに関心が集まっている。

Cointelegraphが14日付で報じたところによると、XRPは4月の安値1.26ドルから持ち直し、週末には一時1.50ドルまで上昇した。約3週間ぶりの高値水準となる。

上昇の背景としては、大口投資家による買い増し、XRPLの取引拡大、テクニカル面での強気シグナルが指摘されている。Santimentの集計では、1万XRP以上を保有するウォレットは約33万2230件に増え、過去最高を更新した。同社は、この増加傾向が2024年6月以降続いていると説明している。

大口保有者の積み増しが続いていることは、相場の変動が大きい局面でも買い需要が維持されている兆候と受け止められている。Santimentは、大口投資家が不確実性の高い局面でもXRPを継続的に買い増してきたと分析した。市場では、直近のレンジ相場が大口による追加取得の場になったとの見方も出ている。

オンチェーン活動も拡大している。Evernodeの集計によると、XRPLの月間取引件数は4月に7100万件となり、過去最高を更新した。前年同月の4300万件から65%増えた計算だ。Evernodeは、BitstampやRLUSD、ブラザ銀行、DeFiプロトコルに絡む機関需要が取引増を後押しし、XRPLでコンプライアンス重視のインフラ整備が進んでいると説明した。

テクニカル面では、1.50ドルが目先の重要な分岐点とみられている。XRPは2月初旬以降、上昇三角形の上限を複数回試したものの、明確には上抜けられていない。足元の1.50ドル近辺には100日指数平滑移動平均(EMA)と三角形の上値抵抗線が重なっており、2月中旬以降は4回にわたって上値の重さが確認されている。

その上の1.67~1.70ドルには200日指数平滑移動平均が位置する。この水準を明確に上抜ければ、上昇三角形の測定目標である1.98ドルが次の上値目標として意識されそうだ。

市場関係者も短期的な抵抗帯を注視している。アナリストのChartNerdは、XRPが5月初旬に1.42ドル近辺の日足20日指数平滑移動平均を回復した後、同水準を下値支持として推移してきたと指摘した。アナリストのNealも、短期的な上昇には1.60ドルの明確な突破が必要だとした上で、2ドルを超えれば新たなモメンタム形成につながる可能性があるとの見方を示した。

こうした点から、市場ではXRPの短期的な方向感が1.50~1.60ドルのゾーンを超えられるかどうかに左右されるとの見方が強まっている。大口の買い増しとXRPLの取引拡大が続くなか、この抵抗帯の突破が次のトレンド転換のきっかけとなるかが焦点となっている。

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