MetaはInstagramに、リアルタイムで写真をやり取りできる新機能「Instants」を追加した。一部地域では、Instantsを単独で利用できる専用アプリの提供も始めている。
Instantsは、フィルターや補正を使わず、その場で撮った写真をすぐに共有することを想定した機能だ。送られた写真は相手が閲覧すると消える仕組みを採用した。
5月13日からInstagram内で世界向けに提供を開始した。一部地域では、Instantsを直接起動して撮影・共有できる専用アプリもあわせて展開する。Metaは、友人同士で何気ない瞬間を気軽に共有できる体験を目指したとしている。
InstantsはInstagramのDM受信箱と連携して動作する。友人からInstantsで写真が届くと、Instagramの受信箱右下に表示される。写真をタップするとInstantsが開き、内容を確認できる。
投稿された写真の扱いは、通常のフィードやストーリーズとは異なる。Instantsで送った写真は1回しか見られず、繰り返し表示することもできない。さらに24時間が経過すると表示されなくなる。スクリーンショットや画面録画も制限されるため、Metaはより気軽に共有しやすい設計だと説明している。
操作も簡素化した。Instagram内ではInstants画面右上のカメラアイコンから撮影でき、専用アプリでは起動後すぐにカメラが立ち上がる。撮影した写真は、親しい友達や相互フォローの相手など、共有先を選んで送信する仕組みだ。
Instagramではフィルターや明るさ調整などの簡単な編集機能を利用できるが、Instantsには編集機能を設けていない。Metaは、加工の手間を省き、撮ってすぐ送れる点を重視したとしている。
Instagram内の新機能として提供しつつ、一部地域では専用アプリも用意することで、利用シーンに応じた使い分けも可能にした。既存のInstagram上のつながりをそのまま活用しながら、より素早く写真を送りたいユーザーには別アプリでも対応する形だ。
MetaはInstantsを、友人と気軽に瞬間を共有するための写真中心の機能として位置付けている。公開投稿とは異なる、より小規模で日常的なコミュニケーションの受け皿となるかが注目される。