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暗号資産市場が反発基調を強める中、XRPの戻りの鈍さに注目が集まっている。主要アルトコインに比べ上昇率が見劣りする一方、分析家の間では、1.50ドルの抵抗線を明確に上抜ければ次の上昇局面を主導する候補になり得るとの見方が出ている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが13日(現地時間)に報じたところによると、暗号資産分析企業AltCryptoGemsの創業者、シュウル・ポーリングス氏は、XRPが主要な抵抗帯を突破した場合、これまで出遅れていた分の上昇が表面化する可能性があると指摘した。

背景にあるのは、市場全体に対する相対的な上昇の弱さだ。暗号資産市場は3月の安値以降、年初来の下げを取り戻す動きを強め、市場全体では14%超上昇した。一方、XRPの上昇率は同期間で8.2%にとどまった。ビットコインは18.28%、イーサリアムは10.13%、BNBは11.03%、ソラナは15.3%、トロンは11.5%上昇しており、主要銘柄と比べると戻りの弱さが目立つ。

市場全体を見ると、暗号資産の時価総額は3月に2兆2200億ドルまで落ち込んだ後、4月に反発へ転じた。5月に入っても回復基調は続き、足元では2兆6800億ドル水準まで持ち直している。4月の上昇率は8.53%、5月はこれまでに6.18%の上昇となった。こうした地合いの改善にもかかわらず、XRPは市場全体の回復ペースに十分追随できていないという。

テクニカル面では、12時間足で確認される水平チャネルの上限が引き続き強い抵抗線として意識されている。XRPは3月中旬の上昇局面で一度このゾーンを上抜け、1.60ドルまで上昇したが、その後は再びチャネル内に押し戻された。4月中旬にも1.51ドル近辺で上値を抑えられ、反落している。

足元の価格は1.42ドル前後で推移し、再び上限の抵抗帯を試す展開となっている。ポーリングス氏は直近の値動きについて、価格が抵抗線に接近しており、注視すべき局面に入っているとみる。焦点として挙げたのは、チャネル上限と重なる1.50ドルを終値ベースで上回れるかどうかだ。

もっとも、同水準を突破しても一直線に上昇するとは限らないとの見方も示した。ブレイク後には、上限ラインがサポートとして機能するかを試す戻しが入る可能性があるとし、その後は1.60ドル近辺まで上値余地が広がるシナリオを描いている。こうした見方の背景には、XRPが主要アルトの中で相対的に出遅れているとの認識がある。

今回の分析は、XRPそのものの絶対的な強さよりも、市場反発局面で上昇が限定的だった点を重視したものだ。短期的な焦点は、市場全体の回復が続くかに加え、XRPが1.50ドルの抵抗線を明確に突破し、その水準をサポートに転換できるかどうかにある。上抜けが確認できなければ、これまでと同様にチャネル上限で再び押し戻される可能性も残る。

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