Hecto Innovationは5月14日、Circleのブロックチェーンメインネット「Arc」に関連する国内エコシステムの拡大に向け、早期参加企業の募集を開始したと発表した。
募集対象は、ステーブルコイン事業への参入を検討している企業や、既存サービスへのArc連携を目指す企業。申請は同社の公式サイトで受け付ける。
同社によると、早期参加企業は、ウォレットの作成、入出金履歴の確認、取引モニタリングといった、ブロックチェーン金融サービスに必要な主要機能を事前に検証できる。技術面の確認を先行して進めることで、Arcエコシステムへの早期参画に向けた準備を進めやすくする狙いだ。
あわせて、グループ会社Hecto Wallet Oneが提供するデジタル資産ウォレット開発APIサービス「Octet」を通じ、ウォレット関連技術をSaaSとして提供する。企業がコストを抑えながら規制対応を進め、自社のウォレットサービスを迅速に開発できるよう支援する方針としている。
同社は、Arcベースのサービスを準備する企業が、メインネット公開前からウォレット作成、鍵管理、入出金モニタリングなどの必要機能を点検・構築できるようにする考えを示した。開発負担を抑えつつ、早い段階でサービス検証を進められる体制を整えるとしている。
Circleの米ドル連動ステーブルコイン「USDC」は、決済や送金を支えるデジタル金融の中核インフラの1つと位置付けられている。Circleの業績発表によると、1〜3月期のUSDC取引量は前年同期比約4倍の21.5兆ドルだった。世界のステーブルコイン取引全体の約63%を占め、アクティブウォレット数は720万に達したという。