Anthropicは13日、小規模事業者向けAIサービス「Claude for Small Business」の提供を開始した。会計処理や経営分析、広告作成などの業務を支援するほか、シカゴを皮切りに全米10都市で無料のAI講習会も実施する。
米TechCrunchによると、主な対象はWalmartやStarbucksのような大企業ではなく、地域の金物店やコーヒーショップといった小規模事業者だ。
新サービスは、企業向け業務自動化プラットフォーム「Claude CoWork」を通じて提供する。有料ユーザーは新たに追加された機能を有効にすることで、会計処理、経営分析、広告キャンペーン向けコンテンツ作成などの自動化ツールを利用できる。
Claude CoWorkは、ウェブ検索やファイル管理に加え、複数の工程にまたがる業務処理にも対応する。QuickBooks、Canva、DocuSign、HubSpot、PayPalなど、業務で広く使われるサービスとも連携する。
Anthropicは、小規模企業が米国内総生産(GDP)の44%を生み出し、民間部門の雇用のほぼ半分を支えている一方で、AI導入は大企業に比べて遅れていると説明した。小規模事業者の運営実態に合ったツールや教育が不足しており、活用がチャットボット用途にとどまるケースも多いという。
同社は関連施策として、シカゴを起点に全米10都市を巡るツアーも実施する。各地で地元の小規模事業者のリーダー100人を対象に、無料のAI教育ワークショップを開く計画だ。
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