画像=Hyperliquid(HYPE)

21Sharesは13日、Hyperliquidの現物ETF「THYP」をNasdaqに上場した。初日の売買代金は180万ドル、純流入は120万ドルだった。あわせて、HYPEの日次リターンの2倍を目指すレバレッジ型ETF「TXXH」も上場させた。

Cryptopolitanによると、THYPは投資家がHyperliquidのネイティブトークン「HYPE」を直接保有せずに、価格変動へのエクスポージャーを得られるよう設計された商品。Nasdaqでティッカー「THYP」として取引を開始した。

初日の取引実績は、直近の主要アルトコインETFと比べると小ぶりだった。昨年11月に上場したXRP現物ETFは初日に5800万ドルを集め、BitwiseのSolana現物ETFも売買代金5700万ドルを記録した。ただ、HYPEの市場規模は主要アルトコインより小さく、単純比較はできないとの見方もある。

商品設計にも違いがある。THYPは1933年証券法の枠組みで組成された上場投資商品(ETP)で、1940年投資会社法に基づく登録ファンドに適用される一部の投資家保護措置は含まれない。例えば、独立取締役会による監督は対象外となる。一方、2倍レバレッジ型のTXXHは1940年法に基づく登録ETFだ。

THYPの運用報酬は0.30%。21Sharesは、現時点でHyperliquid ETFの中で最も低い水準だとしている。

同ファンドはHYPEを現物で保有し、FTSE Hyperliquid指数に連動する。条件が整えば、ETFが保有するHYPEの一部をステーキングする計画もある。ステーキング報酬は2026年6月30日から年末にかけて、四半期ごとに分配する仕組みとしている。

21Sharesで投資管理部門シニア・バイスプレジデントを務めるアンドレス・バレンシア氏は、Hyperliquidのファンダメンタルズに強い確信を持っていると述べた。同氏によると、Hyperliquidはローンチ以来、累計4兆ドル超の取引を処理しており、分散型取引所における無期限先物の建玉(オープン・インタレスト)の50%以上を占める。1日当たりの取引規模は約80億ドルという。

一方、市場の受け止めは分かれている。BloombergのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏は、上場直後の動きについて、平均的なETFの立ち上がりと比べれば堅調だと評価した。ただし、規模そのものは過熱感のある水準ではないとも指摘している。

Hyperliquid現物ETFを巡る競争も強まりつつある。セイファート氏は、次に市場に登場する可能性が高いのはBitwiseのHyperliquid現物ETFだとみている。Bitwiseは米国でHYPE関連ファンドの承認を最初に申請した運用会社で、最近は取引相手先リストを拡充する2回目の修正書類を提出した。GrayscaleもHyperliquid現物ETFを進めており、大手運用会社の間で競争が本格化している。

今回の上場は、Hyperliquidに対する機関投資家の投資アクセスを広げるきっかけとなりそうだ。今後は後続商品の承認競争に加え、ステーキングの仕組みが実際の資金流入につながるかが焦点となる。

キーワード

#21Shares #Hyperliquid #HYPE #THYP #TXXH #ETF #ETP #Nasdaq #FTSE #ステーキング
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.