写真=OnRitualのブースを訪れたロシアの流通企業関係者

Hecto Healthcareのインナービューティーブランド「OnRitual」が、中国市場にとどまらず欧州展開の可能性も示している。5月13日に中国・上海で開幕した「China Beauty Expo 2026(CBE 2026)」では、欧州向け流通網を持つロシアの流通企業がOnRitualのブースを訪れ、強い関心を示した。

同社関係者は、成長余地のある新興ビューティーブランドを探していると説明。知名度だけでなく、ブランドコンセプトが明確で、製品ラインの拡張性を備えているかを重視しているといい、OnRitualの方向性は欧州バイヤーの関心を引く可能性があるとの見方を示した。

OnRitualは、5月12~14日に開催されるCBE 2026で、インナービューティーを軸にスキンケアまで広げた製品ポートフォリオを披露した。コラーゲン、ダイエット、クレンズといった摂取型美容製品に加え、マスクパックやクレンザーなど外用のスキンケア製品も展開。美容と健康を日常的なルーティンとして提案する統合型ビューティーブランドとしての位置付けを打ち出している。

欧州のビューティー市場では、成分の安全性や効能の根拠、持続可能性を重視する傾向が強い。欧州化粧品工業会(Cosmetics Europe)が昨年7月に公表したデータによると、現地の化粧品市場規模は2024年時点で1039億ユーロ。カテゴリー別では、保湿剤などを含むスキンケアが28.9%で最大を占め、女性衛生用品が23.8%、ヘアケアが17.4%、香水が16.5%、メイクアップが13.4%で続いた。

消費者の間では、自然由来成分や環境配慮型パッケージ、科学的な裏付けのある機能性への関心が高い。オンライン流通やSNSを通じて、自分に合った製品を探す動きも活発化している。K-ビューティーは、手ごろな価格に加え、革新的な処方や予防志向のスキンケアイメージを背景に、欧州の若年層を中心に存在感を高めている。

こうした市場環境を踏まえると、OnRitualが掲げる「ワンデーリチュアル」のコンセプトは、単なる製品販売にとどまらず、日々の美容習慣そのものを提案する点で差別化要因になり得る。摂取する製品、塗布する製品、貼付型製品へと広げたポートフォリオも、欧州の消費者に新たなK-ビューティー体験として受け入れられる可能性がある。

今回の反応が直ちに欧州進出の具体化を意味するわけではない。ただ、スペインを中心とした欧州流通網を持つ企業が、OnRitualの製品群とブランドの拡張性に注目したことは、今後の展開を占う上で一定の材料になりそうだ。中国に続き欧州でも販路を開拓できるか、OnRitualの次の一手に注目が集まる。

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