XRP 写真=Shutterstock

XRPの長期チャートが、アマゾン株の2009年のブレークアウト直前と似た構造にあるとの見方が市場で出ている。焦点は上昇サポートを維持できるかどうかで、2026年にかけて最終的な再テストを経たうえで長期抵抗線の突破を試す展開になるかが注目されている。

ブロックチェーン専門メディア「The Crypto Basic」が12日(現地時間)に伝えたところによると、一部の市場アナリストは、XRPの長期チャートがアマゾン株の2009年当時の値動きに類似していると指摘している。

注目点は価格水準そのものではなく、長期チャートの構造だ。アナリストのチャート・ナードは、XRPが数年にわたって上昇サポートを維持する一方、主要な抵抗線の突破には繰り返し失敗してきたと分析した。

この構造は、2018年に3.50ドル(約525円)近辺で高値を付けて以降に形成されたという。XRPはその後、安値を切り上げてきたものの、8年にわたる水平の抵抗線を明確に上抜けできていないとされる。

一方、アマゾン株も1998年から2009年にかけて似た推移をたどった。安値を切り上げながら、4.70ドル(約705円)近辺の長期抵抗線を長く突破できなかったが、2009年10月にこれを上抜けた後、大幅な上昇トレンドに入った。

チャート・ナードは、この比較で最も重要なのは上昇サポートの存在だとしている。XRPは長期の調整局面でもこのサポートを維持しており、市場サイクルを経るなかで高値更新には至らなくても、安値は着実に切り上がってきたと説明した。

足元のXRPは抵抗線近辺で横ばい圏の推移が続くものの、なお上昇サポートの上にある。チャート・ナードは、より大きな上放れを試す前に、2026年にかけてこのサポートをもう一度試す可能性があるとみている。

長期の強気構造を維持する条件は、上昇サポートを割り込まないことだ。現在、この水準は1ドル(約150円)を下回る位置にあるという。

こうした見方は、別のアナリストであるオースティンの分析とも重なる。オースティンは、XRPが今後10年でアマゾン株に似た値動きをたどる可能性があるとし、XRPの2018〜2026年とアマゾン株の1998〜2009年のチャート展開の類似性に注目している。

実際、アマゾン株は2009年10月に4.67ドル(約701円)で取引を開始し、4.70ドル近辺の長期抵抗線を突破した。日中には6.28ドル(約942円)まで上昇し、5.94ドル(約891円)で引けた後、数カ月から数年にわたって放物線的な上昇が続いたという。

現在の株価は269ドル(約4万350円)水準で、2009年10月の始値4.67ドルと比べた上昇率は5660%に達する。時価総額は2兆8930億ドル(約433兆9500億円)で、主要資産の中でも上位圏に位置するとされる。

もっとも、アナリストらはXRPがアマゾン株の値動きをそのままたどるとみているわけではない。重視しているのは、両資産の長期チャートに共通する構造であり、こうした形状が過去に大幅な再評価の前段階で現れたケースがある点だ。

その文脈で、XRPに当てはめた試算も示された。8年にわたる抵抗線の水準である3.50ドルを基準に、アマゾン株と同じ5660%の上昇率を当てはめると、XRPは202ドル(約3万300円)に達する計算になる。

また、現在価格の1.45ドル(約218円)に同じ上昇率を適用した場合は84ドル(約1万2600円)となる。ただし、これはあくまで長期チャートの構造比較に基づく仮定上の試算にすぎない。

当面の市場の関心は、2026年の上昇シナリオそのものより、まず上昇サポートを維持できるかどうかにある。XRPの長期的な強気シナリオは、このサポートが保たれる限り有効だとの見方が出ている。

短期的には、最後のサポート再テストが実際に起きるかどうか、その後に8年にわたる抵抗線の再突破を試す流れにつながるかが焦点となりそうだ。

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