Solanaの現物上場投資信託(ETF)への資金流入が2月以降で最大となり、先物市場でもポジション拡大が進んでいる。価格は97ドルまで上昇しており、市場の関心は95ドル台を上回って定着できるか、さらに120ドルを目指す展開につながるかに集まっている。
Cointelegraphが11日(現地時間)に報じたところによると、Solana現物ETFの週間純流入額は計3923万ドルとなった。
デリバティブ市場でも強気の動きが確認された。Solana先物の未決済建玉は、5月1日の49億4000万ドルから64億ドルに増加し、2週間弱で29.5%増えた。
Solana価格は直近7日で15%上昇し、一時97ドルを付けた。市場では次の主なレジスタンスとして120ドルが意識されている。
資金流入は一部ETFに集中した。BitwiseのBSOLは先週だけで3600万ドルの純流入を記録し、全体をけん引した。FidelityのFSOLにも180万ドル超の資金が流入した。
BSOLの累計流入額は設定来で8億6100万ドルに達し、Solana現物ETF全体の累計流入額約10億6000万ドルの約81%を占めたという。
現物と先物の双方で買いが優勢だった点も注目される。成行買いと成行売りの差を示す現物の累積出来高デルタは、Solanaが96ドル近辺まで上昇する過程で、5日間で1億6300万ドルから2億5000万ドル近くまで拡大した。
先物の累積出来高デルタも5日以降、拡大基調が続き、5億9360万ドル水準まで上昇した。現物と先物の両市場で買い手が売りを吸収している兆候とみられている。
ファンディングレートは0.065%前後で推移した。ロングポジションを保有するトレーダーが継続的にコストを負担していることを示す。
一方で、直近24時間は現物の出来高デルタの伸びが鈍り、95~96ドル近辺では買いの勢いがやや弱まったとの見方も出ている。
テクニカル面では、SOLが95ドル近辺のレジスタンスで「アダム・アンド・イブ」パターンを形成しつつあると指摘されている。現在の価格帯は、上放れの可否を左右するネックラインとして意識されている。
95ドルのレジスタンスをサポートに転換できれば、底打ちを示唆する可能性がある。上抜けが確認されれば、次の目標値は120ドル近辺との見方が出ている。
また、Solanaは2025年10月以来初めて100日指数移動平均線を上回った。2月に42%下落した後、95~120ドルの間に明確なレジスタンスが多くない点も市場で材料視されている。
市場の関心は、日足終値で95ドルを上回って維持できるかに移っている。
暗号資産アナリストのBATMANは、SOL/BTCの日足チャートでSolanaが直近231日間の下降トレンドを上抜けたと指摘した。ビットコインに対する相対的な強さが改善していることを意味するという。
同氏は89~91ドルを直近のサポートゾーンに挙げ、上抜けの流れが続く場合には再テストの水準になり得るとの見方を示した。
今回の相場で焦点となっているのは、ETFへの資金流入と先物ポジションの拡大が同時に進んでいる点だ。市場では、95ドルがサポートとして機能するか、その先に120ドルまで上昇余地が広がるかを見極める局面に入っている。
BATMANは「Solanaの上昇は通常のラリーではない。SOLとBTCのチャートを見ると、価格は231日間の下降トレンドをブレイクした。大きな動きだ。こうした強さを踏まえると、直近のサポートゾーンまで再テストが入れば、次の上昇を狙う良いエントリーポイントになり得る」と投稿した。