Rippleの元最高技術責任者(CTO)を務めたデイビッド・シュワーツ氏が、自身に最も大きな利益をもたらした暗号資産はXRPだったと明らかにした。ビットコインやイーサリアムも保有していたが、通算の利益ではXRPが上回ったという。
BeInCryptoが12日(現地時間)に報じたところによると、シュワーツ氏はX(旧Twitter)で「最も利益を生んだトークンは何か」との質問に対し、「圧倒的にXRPだ」と答えた。
シュワーツ氏は今年初めにRippleのCTOを退任した。XRP Ledgerの設計に関わった人物としても知られる。本人の説明では、過去には一時2600万XRPを保有していたほか、ビットコインを約1000枚、イーサリアムを4万枚保有していた時期もあった。ただ、その後は3つの資産すべてで保有比率を大きく落としたとしている。
それでも、最終的な利益額はXRPが最も大きかったという。共同創業メンバーとして初期に取得したXRPを数年かけて段階的に売却した後も、ビットコインとイーサリアムを上回る利益を確保できたためだとしている。
XRPは2025年7月に3.65ドルまで上昇し、過去最高値を付けた。足元では1.46ドル前後で推移し、時価総額4位を維持している。
一方、イーサリアムとビットコインについては、早い段階で売却したことでその後の上昇を取り込み損ねたという。シュワーツ氏は、イーサリアムを1枚当たり約1.05ドルで売却したと認めており、この判断に後悔をにじませてきた。ビットコインも約1000枚から1枚未満まで減らしたといい、売却はビットコインが10万ドルに達するかなり前に行われたとしている。
同氏は、大きな値上がりを最後まで待つより、一定の利益を確保する投資スタイルだったと説明している。自らをリスク回避的なタイプだと語ってきた。
こうした姿勢については、自身でも矛盾を認めている。主要な暗号資産投資では想定以上の成果を得た一方、感情面では積極的にリスクを取るのが難しかったと打ち明けた。若い頃の自分に助言するなら、暗号資産でより大きなリスクを取れと言うだろうが、当時の自分はその助言を聞かなかっただろうとも付け加えた。
現在のポートフォリオも、そうした傾向を反映している。シュワーツ氏は、残る資産エクスポージャーがほぼXRPとRipple株式に集中していると述べたことがある。Rippleの未上場企業としての評価額は400億ドル規模とみられている。
今回の発言は、XRPの初期設計者がどのように資産を保有し、その後比率を落としてきたかを示す事例といえそうだ。ビットコインとイーサリアムでは早期売却が続いた一方、創業初期に保有したXRPが最終的に最大の利益につながった格好だ。