Hyundaiは、IONIQ 5、IONIQ 9、NEXOの車載インフォテインメント向けに、「2026 FIFAワールドカップ」テーマを追加する。テーマはmyHyundaiアプリから無料でダウンロードでき、韓国、米国、カナダ、欧州で提供する。
米CleanTechnicaが5月12日(現地時間)に報じた。対象はバッテリーEVのIONIQ 5、IONIQ 9と、水素電気自動車のNEXO。IONIQ 6は今回のアップデート対象に含まれていない。CleanTechnicaは、IONIQ 6について米国市場での販売終了が伝えられているものの、今回のテーマ配信の対象外となった理由は明らかにされていないと伝えている。
ユーザーはサービス拠点に持ち込むことなく、myHyundaiアプリからBluelinkストアにアクセスしてテーマをダウンロードできる。Hyundaiは、今回のテーマが「Next Starts Now」キャンペーンの一環であり、2026 FIFAワールドカップの熱量と同社の進歩・革新のビジョンを結び付ける狙いがあるとしている。
新テーマの適用により、デジタルクラスターとインフォテインメント画面は、ワールドカップに着想を得たダイナミックなデザインに切り替わる。Boston Dynamicsのヒューマノイドロボット「Atlas」と四足歩行ロボット「Spot」も、車両の起動時・終了時や一部ナビゲーション画面に登場する。
HyundaiのグローバルCMO(最高マーケティング責任者)で副社長のチソンウォン氏は、長年にわたるFIFAワールドカップのパートナーとして、移動のなかで大会の熱気を体感できる新たな方法を継続的に模索していると説明した。そのうえで、新テーマは2026年大会で示されるサッカーの未来と、Hyundaiの未来モビリティビジョンを同時に体験できるよう設計したとしている。
今回のアップデートは、ソフトウェアを活用したカスタマイズ型のユーザー体験を広げる取り組みの一環でもある。無料テーマの配信は、ソフトウェアベースの車両体験の重要性が高まっていることを示す動きといえる。単なる機能追加にとどまらず、車内ディスプレイをブランドキャンペーンやグローバルスポーツイベントと結び付け、顧客接点の拡大を図る狙いがある。
Hyundaiは、2026 FIFAワールドカップの会場にもロボットを投入する計画だ。AtlasとSpotは、試合運営やファン参加の支援、安全性と効率の向上などに活用する予定としている。
一連の取り組みは、Hyundaiが車載インフォテインメントやソフトウェアサービスを、単なる利便機能ではなくブランド体験の一部へと拡張していることを示している。提供地域と対象車種が限定されているだけに、今後の適用拡大も注目されそうだ。
2026 FIFAワールドカップは、6月11日から7月19日まで、メキシコ、米国、カナダで開催される。