LG Energy Solutionは5月13日、中小企業振興公団と連携し、国内の電池分野で有望な中小・ベンチャー企業を募集すると発表した。両者は「K-バッテリー生態系強化オープンイノベーション」プログラムを立ち上げ、6月12日午後6時まで応募を受け付ける。
募集分野は、工程不良の検出技術、バッテリー状態のリアルタイム診断・予測システム、次世代工程・設備技術、バッテリーセルの抵抗低減技術の4分野。応募は中小企業振興公団のホームページで受け付ける。
採択企業には、LG Energy SolutionとのPoC(概念実証)や出資など、共同事業の機会を提供する。あわせて、中小企業振興公団理事長表彰や「地域先導企業ローン・マッチング」などの政策プログラムも一体で支援する。
選定に当たっては、技術の難易度や独自性、製品化や工程への適用可能性、今後の成長性などを総合的に評価し、採択企業を決定する。
両者は今回の取り組みを通じ、大企業の技術ニーズと中小・ベンチャー企業のソリューションを結び付ける官民連携型の成長モデルを構築する方針だ。
中小企業振興公団のパン・ジョンシク地域革新理事は、「大企業には革新技術の確保を、中小・ベンチャー企業には実質的な事業機会を提供することが、このプログラムの狙いだ」と説明した。その上で、「今後も大企業と中小企業の協業をつなぐ役割を担い、地域経済の活性化と新産業のエコシステム強化につなげたい」と述べた。
LG Energy Solutionのキム・ジェヨンCTO(最高技術責任者)は、「バッテリー産業は技術競争のスピードが極めて速く、外部イノベーションとの連携が不可欠だ」と指摘。「オープンイノベーションを通じて国内の有望な中小・ベンチャー企業とともに電池産業の基盤を強化し、グローバル市場での主導権確保を目指す」と語った。
LG Energy Solutionは、OSS(Open Submission for Start-up)プログラムを通じて、世界の有望スタートアップがいつでも戦略的協業を提案できる窓口を運営している。国内外の大学や研究機関を対象としたBIC(Battery Innovation Contest)プログラムも並行して進めており、研究費の支援や共同技術開発を通じて電池エコシステムの拡大を図っている。