SK Telecomは5月13日、高麗大学ソウルキャンパスに太陽光発電設備を整備し、キャンパス内で発電した電力を学内運営に活用する仕組みを導入したと発表した。電気料金の削減と炭素排出の抑制を同時に進める狙いだ。
今回の事業では、経営本館やライシウムを含むソウルキャンパス内20棟の屋上に、計約1.8メガワット(MW)の太陽光発電設備を設置する。SK Telecomは、設備導入に加え、運用システムの構築まで一括して担う。
高麗大学は、この設備導入によりキャンパス内の再生可能エネルギー利用を拡大し、電力使用に伴う炭素排出を削減できるとしている。年間のCO2削減量は約1069トンを見込む。
これは、マツ約21万3800本が1年間に吸収する量に相当するという。電気料金の削減効果は、年間平均で約3億5000万ウォンと試算した。
建物屋上という遊休空間を環境配慮型エネルギーの生産拠点として活用し、発電した電力を学内で直接消費する点が今回の事業の特徴だ。高麗大学は、これを基盤にカーボンニュートラルの実践と持続可能なキャンパス運営につなげる考えだ。
SK Telecomはあわせて、発電状況を効率的に管理する制御・モニタリングシステムも構築する。高麗大学は、発電量や設備の稼働状況、エネルギー使用状況などを一元的に把握できるようになる。
SK Telecomは、本事業を含むエンタープライズ事業を通じて、公的機関や大学、企業のエネルギー効率化と炭素排出削減を支援していく方針だ。
キム・グヨンSK Telecomエンタープライズ事業本部長(副社長)は「今回の事業は、大学と企業が連携して実現した環境配慮型エネルギーモデルだ」とコメントした。その上で「今後も顧客のエネルギー効率化とESG価値の向上を支援する多様なソリューションを通じ、持続可能な社会の実現に貢献していく」と述べた。