写真=AWS

Amazon Web Services(AWS)は、AIソフトウェア開発ツール「Kiro」に並列実行機能、要件分析エンジン、Quick Planを追加した。SiliconANGLEが5月12日(現地時間)に報じた。AWSはこれにより、大規模な開発仕様の処理時間を1時間超から15分へ短縮できるとしている。

Kiroはこれまで、相互に独立したタスクであっても順番に1件ずつ処理していた。今回追加した並列実行機能(Parallel Task Execution)では、タスク間の依存関係グラフを解析し、状態、エンドポイント、ファイルを共有しないタスクを同時に実行する。

要件分析エンジン(Requirements Analysis Engine)は、コード生成前に要件の論理的な矛盾を検出する機能だ。大規模言語モデル(LLM)が曖昧な要件を検証可能な基準へと整理し、形式論理に変換したうえで、SMT(Satisfiability Modulo Theories)ソルバーを使って矛盾の有無を検証する。

例えば、ある箇所では完全削除を求め、別の箇所ではソフト削除を前提としているような要件が混在している場合、数学的に両立しない条件として検出し、開発者に分かりやすい形で通知するという。

Quick Planは、範囲や条件が明確なプロジェクト向けの機能だ。段階ごとの承認プロセスを挟まず、開始時に必要な質問をまとめて提示し、アプリケーションスタック全体を一括生成することで開発を加速する。

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