写真=Google

Googleが、Android全体にGeminiを統合し、スマートフォンやブラウザ、自動車、ノートPCにまたがるAI基盤として展開する方針を打ち出した。CNBCが12日(現地時間)に報じた。

Appleが6月開催の世界開発者会議(WWDC)で「Apple Intelligence」の更新を披露するとみられるなか、Googleはそれに先立ち、AIを中核に据えたAndroid戦略を示した。

Googleは19日に開幕する年次開発者会議「Google I/O」を前に、AIによるアプリ操作の自動化、Android向けChromeブラウザの機能改善、クリエイターツール、Android Autoの刷新、新たなセキュリティ機能などを発表した。Androidエコシステムを統括するサミル・サマット氏は、Androidについて「単なるOSから、知能を備えたシステムへ移行している」と説明した。

Googleによると、Androidに統合されたGeminiは、画面上の内容を理解し、複数のアプリやサービスにまたがる操作を代行できる。例えば、バーベキューの招待客リストを基にメニューを作成し、Instacartのカートに食材を追加したうえで、決済前にユーザーの承認を求めるまでの流れを一括で実行できるという。

サマット氏は、取引完了前には必ずユーザーに確認を求めるとし、「最終的には常に人が関与する」と述べた。

このアプリ自動化機能は今夏、最新のSamsung GalaxyとGoogle Pixelのスマートフォン向けに先行提供し、その後はスマートウォッチや自動車、眼鏡、ノートPCなど、対応するAndroid機器を広げる予定だ。

Android AutoもGeminiを軸に刷新する。Android Autoは現在、2億5000万台を超える車に搭載されている。Googleは過去10年で最大規模となる地図更新に加え、運転中の夕食注文などを支援するGemini機能を追加した。

CNBCによると、Googleの親会社Alphabetの株価は過去1年間で140%以上上昇し、40%上昇したAppleを大きく上回った。投資家の間では、Geminiが日常的に使う製品の中核として定着できるかに注目が集まっている。

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