Hanbit Mediaは、Samsung Payの開発を主導したパク・ジェヒョン氏(NOON21代表)と、Upbit立ち上げ期の開発に携わったパク・ジス氏(SUHOIO代表)による共著「コア・ステーブルコイン―PayFiとAIが変える富の地図」を発売した。
同書は、ステーブルコインを暗号資産の投資手段ではなく、通貨、決済、清算、信用を統合する「コアレイヤー」と位置付ける。KRWステーブルコインが銀行、決済、AIエージェント経済をどう変えるのかを、技術、法制度、金融の観点から分析したという。
著者らは、各国政府や中央銀行がステーブルコインを警戒する理由、銀行は消えるのか、それとも進化するのか、さらにKRWステーブルコインが韓国の金融市場にもたらす構造変化は何かといった問いを軸に議論を展開している。
同書が打ち出すメッセージは、大きく5点に整理できる。第1に、ステーブルコインは単なる「コイン」ではなく、通貨、決済、清算、信用を束ねる中核レイヤーだという点。第2に、銀行は消滅するのではなく、店舗ではなくコードと信頼を基盤とするインフラへと進化するという見方。第3に、KRWステーブルコインは国内取引所にとって危機である一方、グローバル金融インフラへ飛躍するまれな機会にもなり得るという点。第4に、AIエージェント経済では、ウォレットと資本、責任を持つ「アルゴリズム法人」が登場するという見通し。第5に、規制の本質は可否ではなく、制度設計にあるという問題提起だ。
パク・ジェヒョン氏は「ステーブルコインは暗号資産の拡張版ではなく、金融インフラの再設計だ」とコメントした。パク・ジス氏は「KRWステーブルコインは、韓国がデジタル通貨の主権を確保できるまれな機会だ」と述べた。