写真=Reve AI

元Ripple最高技術責任者(CTO)のデービッド・シュワーツ氏が、XRPやビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)など暗号資産の保有を大幅に減らしていたことを明らかにした。高い収益機会は認めながらも、利益の最大化より心理的安定と長期的な資産の安定を優先したとしている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが11日(現地時間)に報じたところによると、シュワーツ氏はX(旧Twitter)への投稿で、暗号資産の直接保有比率を大きく引き下げたと説明した。Ripple株を除く暗号資産エクスポージャーについては、直接保有より間接的な形を選好しているという。

同氏は暗号資産について、なお大きな資産形成の機会になり得るとの見方を示した。一方で、ポートフォリオの大半を値動きの大きいデジタル資産に振り向ける考えはないとした。

過去に保有していたXRP2600万枚の大半はすでに売却済みで、現在の保有は100万枚超にとどまるという。BTCも約1000BTCから1BTC未満へ、ETHも4000ETHから2ETH未満へと大きく減らしたと説明した。

また、自身は「ダイヤモンドハンズ(Diamond Hands)」型の投資家ではないとも述べた。大きな値動きを受け入れて長期保有で最大利益を狙うよりも、規律あるリスク管理と財務面の安定を重視しているという。

結果的には、大きな機会損失になった可能性もある。報道によれば、XRP2600万枚を保有し続け、昨年に価格が1枚3.65ドル(約548円)まで上昇した局面では、評価額が1億ドル(約150億円)近くに達した可能性がある。約1000BTCについても、高値ベースでは約1億2619万ドル(約189億円)の価値になり得たとされる。

ただ、シュワーツ氏は当時、これらの資産が現在のように成長するとは確信できなかったと説明した。極端な値上がりを前提に投資していたわけではなく、リスクの抑制と心理的安定を優先して大半を売却したとしている。

同氏は、投資の成否は到達し得た最大収益だけで決まるものではないとも強調した。個人が負担できるリスクの範囲内で、長期にわたって安心して続けられる戦略かどうかが重要だという。

暗号資産市場では高リスク・高リターンの戦略が注目を集めやすいが、シュワーツ氏は市場の長期的な成長余地を否定していない。そのうえで、自身にとっては収益の最大化より、管理可能なリスク水準を保つことが重要だったとの認識を示した。

シュワーツ氏はXへの投稿で、「もうそれほど多くは残っていない。暗号資産へのエクスポージャーから、Ripple株を除く資産の大半を遠ざけるよう努めてきた。これまで話してきた通り、これまで負ってきたリスクの多くが驚くほどうまくいったとしても、私は本当にリスクが好きではない」と述べた。

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