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XRPやCardano(ADA)など大型暗号資産に資金を集中させた投資家は、今回の強気相場でより大きな上昇機会を取り逃す可能性がある――。ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」は11日(現地時間)、市場アナリストのチューリップ・キング氏の見解として、こうした見方を伝えた。

キング氏は、今回の相場局面について、投資家にとって比較的取り組みやすい強気相場の一つだと評価した。そのうえで、大きな上昇余地を持つ銘柄は5~10銘柄程度に絞られるとの見方を示した。

一方、高い知名度と強固なコミュニティを持つ大型銘柄の一部については、市場の期待ほどのリターンを生みにくい可能性があると指摘した。

同氏が慎重に見る銘柄として挙げたのは、XRP、Cardano、Ethereum(ETH)、Aave(AAVE)、Solana(SOL)。これらの銘柄がエコシステムや支持層を維持している点は認めつつも、資金を過度に振り向けることで、相場内のより高い収益機会を逃しかねないとした。

もっとも、同氏は今回の相場を主導する銘柄を具体的には示していない。その一方で、これまでZcash(ZEC)、Toncoin(TON)、Hyperliquid(HYPE)には前向きな見方を示してきたという。

過去には、XRPやCardano、Ethereumの保有を減らし、ZcashやToncoinの比率を高める戦略に言及したこともある。

こうした見方は、今回の強気相場では従来の大型銘柄よりも、選別された高成長銘柄が優位になる可能性があるとする一部トレーダーの見解とも重なる。XRPの時価総額は895億8000万ドル(約13兆4,000億円)、Cardanoは100億4000万ドル(約1兆5,100億円)とされる。

一部アナリストの間では、大型銘柄は時価総額が大きい分、小型銘柄や新興プロジェクトに比べて追加的な上昇余地が限られやすいとの指摘も出ている。

キング氏は、こうした資金シフトが進めば、新規資金が大きく流入しなくても暗号資産の上位20位の顔ぶれが入れ替わる可能性があるとみる。既存の大型銘柄から代替プロジェクトへ資金が移れば、一部銘柄が相対的に高いパフォーマンスを示す余地があるという。

ただ、こうした見通しはあくまで同氏個人の見解であり、市場全体で確認されたトレンドではない。XRPとCardanoは引き続き高い知名度を持ち、開発者エコシステムやコミュニティ、取引所での流動性も維持している。

両銘柄の今後の値動きは、強気相場下での採用拡大の動向に加え、市場全体の資金フロー、マクロ経済環境、投資家心理などに左右される可能性がある。時価総額の大きさだけで先行きを判断するのは難しく、今回の相場で出遅れるのか、あるいは底堅さを示すのかは、今後の資金の流れ次第となりそうだ。

キング氏は「暗号資産の上位20銘柄の顔ぶれを入れ替えるのに、新たな資金流入は必ずしも必要ではない。EthereumやXRP、Cardanoのような上位銘柄を売却し、その資金をZcashやTON、Hyperliquidに振り向ければよい」との趣旨の見解も示している。

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