Coupangは12日、慶尚北道・高霊郡の特産「ウゴクグリーンスイカ」の買い取り量を前年の約3倍に増やし、生鮮食品の早朝配送サービス「Rocket Fresh」を通じて全国販売すると発表した。前年の買い取り量は約5000玉だったが、今年は約1万5000玉に拡大する。
今回の取り組みは、2025年4月に高霊郡庁と締結した業務協約に基づくもの。高霊地域の約500戸の農家からの果物の買い取りを増やし、全国向けの販路開拓につなげる施策の一環として進める。
ウゴクグリーンスイカは平均糖度13ブリックス以上とされる。寒暖差が大きく、日照量にも恵まれた高霊地域で栽培されている。
一方で、品質の高さに比べて、圃場単位での取引慣行や生産量の減少、作付面積の縮小などが重なり、農家の収益性は伸び悩んでいた。流通も地元中心にとどまり、販路拡大が課題だったという。
ウゴクグリーンスイカは、早ければ4月末から約1カ月間だけ出荷される短期作物だ。Coupangは収穫期に合わせて全国向けの早朝配送を展開し、農家の収益向上につなげる考えだ。
同社は、前年の販売時に早期に売り切れたことを踏まえ、今年は供給量を大幅に増やしたと説明している。
ウゴクグリーンスイカ共選会のパク・ミョンフェ会長は「昨年も早期に売り切れるほど反響が大きかった。今年は供給量を大幅に増やし、農家の収益拡大につなげることができた」とコメントした。
高霊郡庁農業政策課・流通加工チームのシン・ヘギョン氏は「Coupangとの直接買い取り取引によって、スイカ農家がより安定的な収益を確保できると期待している」と述べた。
Coupangは、今回の協力が人口減少に直面する地域経済の活性化にもつながるとみている。今後も高霊郡との連携を続け、地域の優良農産物のオンライン販路を段階的に広げる方針だ。
Coupangの関係者は「自治体との協業を通じて地域農家に安定した販路を提供し、消費者には各地の優れた農産物を手ごろな価格で届けられることをうれしく思う。今後も地域と共に成長する取り組みを広げていく」と話した。