OpenAIは11日(現地時間)、AIを活用してソフトウェアの脆弱性特定やパッチ検証を支援するサイバーセキュリティ施策「Daybreak」を発表した。脆弱性の発見から修正までにかかる時間の短縮を目指す。
Daybreakでは、OpenAIのAIモデルと、コーディングに特化したエージェント型システム「Codex」を組み合わせる。セキュリティチームはこれを使い、コードレビューのほか、依存ライブラリの点検、脅威モデリング、パッチ検証、初めて扱うシステムや可視化できていない環境の調査に活用できるとしている。
OpenAIは、「AIは防御側がコードベースを分析し、見つけにくい脆弱性を特定し、発見から修正までをより迅速に進めるのに役立つ」と強調した。
サム・アルトマンCEOはX(旧Twitter)で、Daybreakについて「サイバー防御を加速し、ソフトウェアの安全性を継続的に高めるための取り組みだ」と説明した。その上で、「AIはすでにサイバーセキュリティ分野で有効であり、近く非常に強力なものになる」とし、「できるだけ多くの企業と協力し、継続的なセキュリティ強化を支援したい」と述べた。
今回の発表は、先月Anthropicが「Mithos」を公開して以降、AIを使ったサイバー攻撃への懸念が高まる中で行われた。MozillaはMithosを活用し、Firefoxで未知の脆弱性271件を発見したと明らかにしている。
OpenAIは、より高性能なサイバーセキュリティ向けAIモデルを展開する前に、政府や業界パートナーと連携する計画だ。
著者について