LGU+は11日、道路管理ソリューションを手がけるMillieWayと共同で、高精度測位技術「RTK」とAIを組み合わせた道路危険監視システムの導入を、京畿道・龍仁特例市で拡大したと発表した。
同システムは、市バスや公用車にRTKとAI映像監視端末を搭載し、道路上のポットホールや路面破損をリアルタイムで検知・分析する仕組み。走行中の車両を活用することで、より広いエリアを効率よく監視できるとしている。
LGU+によると、RTKの活用により、AIが検知した危険箇所の位置をセンチメートル単位で特定できる。従来の衛星測位システム(GNSS)では誤差が最大15メートル程度に及ぶ一方、RTKは地上基準局の補正情報を端末にリアルタイムで反映し、測位誤差を大幅に抑えられるという。
システムは市民通報システムとも連携する。AIが道路の破損を検知すると通報受付につなげ、担当部署が速やかに対応できるようにした。
導入効果も出ている。2025年4月から2026年2月までの間に、同システムで約3200件の道路危険要素を検知した。LGU+によれば、国民申聞鼓などを通じた道路関連の通報は前年より約19%(436件)減少し、道路破損に伴う賠償支出も約25%減ったという。
龍仁市はこうした効果を踏まえ、適用対象をマウルバスや公用車など計300台に拡大した。来月からは、道路上の金属部品の破損や動物の死骸への対応にも適用範囲を広げる方針だ。
LGU+モビリティ事業タスクフォースのペ・ジュニョンリードは、「高精度測位技術と道路管理AIを組み合わせることで、位置精度と危険要素の検出信頼性を高めることができた」と述べた。その上で、「今後も通信インフラを通じて公共分野のスマート行政を支えていく」としている。