暗号資産XRPを巡り、年内に史上最高値を更新するとの強気見通しが出ている。市場では、1.80〜2ドルの抵抗帯を上抜けられるかが当面の焦点で、突破できれば3ドル回復や価格発見局面入りへの期待が強まりそうだ。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が5月9日(現地時間)に報じたところによると、ベテラントレーダーのマイケルXBT氏は、XRPについて「放物線状の上昇が数日以内に始まる可能性がある」との見方を示した。今年最大級のブレイクアウトにつながる可能性があるとしている。
同氏はXへの最近の投稿で、今回の上昇局面は今年最大のブレイクアウトになり得ると指摘した。XRPは長期の調整と持ち合いを経て、主要な上値抵抗線を試す局面に入ったとの認識を示している。
同氏が示したチャートでは、XRPは収れんパターンの中で主要な抵抗線をテストしている。まずは2ドル近辺を上抜け、その後、市場サイクルの進行に伴って一段高い価格帯へ移行するシナリオを描いている。
記事時点でXRPは1.41ドル前後で推移しており、直近数週間は1.30ドル台を中心としたもみ合いが続いていたという。
市場参加者が注目しているのは1.80〜2ドルの水準だ。マイケルXBT氏は先週初めにも、ビットコインに注目が集まる一方で、XRPはなお割安だとの見方を示していた。
同氏は、XRPが高値から下落した後、数カ月にわたり1.30ドル近辺で下げ止まっており、調整局面はすでに終了した可能性があるとみている。この抵抗帯を突破できれば、3ドルに向けた上昇が視野に入り、その後は価格発見局面に移行する可能性があるという。
年内の史上最高値更新にも言及した。あるユーザーが、XRPが再び1.80ドルまで上昇しても、過去に3.65ドルを付けた実績を踏まえれば大きな意味はないと反応したのに対し、同氏はより強気の見通しを示した。
同氏は、年内にXRPが新たな史上最高値を更新する可能性があると回答した。足元の価格水準からみれば、4ドル台入りを示唆する内容となる。
こうした見方の背景には、同氏が過去に複数の相場予測を的中させてきた実績もある。2023年初めには、ビットコインが1万5000ドル近辺で底打ちしたと指摘し、長期的には10万ドルまで上昇し得ると予測していた。
その後、ビットコインは2024年末に10万ドルを上回った。
XRPについても、価格が0.50ドル前後だった時期に、7年にわたる長期構造を上抜けるとの見方を示していた。実際、XRPはその後、2025年1月に約3.40ドルまで上昇した場面があった。
もっとも、XRPの強気見通しはマイケルXBT氏だけのものではない。強気派の一部は、次の主要な上昇局面で8〜12ドルを目標価格として挙げている。
一方、短期的な分岐点として市場が実際に注視しているのは、1.80〜2ドルの抵抗帯を突破できるかどうかだ。このレンジを明確に上抜ければ、3ドル回復や史上最高値更新を織り込む動きが改めて強まる可能性がある。
今回の見通しで重要なのは、単なる目標価格の提示ではなく、1.80〜2ドルの抵抗帯突破と、その先の価格発見局面の可能性が併せて示された点にある。長期のボックス圏を経たXRPが次の上昇局面に進むには、どの水準を超えられるかに市場の関心が集まっている。