Cardano(ADA)が0.25ドル前後の下値支持を維持し、上昇シナリオへの期待が高まっている。アナリストは、同水準を上回って推移すれば短期的に0.36ドル、中期的には0.53ドルまで上値を試す可能性があるとの見方を示した。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が5月9日(現地時間)に報じたところによると、暗号資産アナリストのアリ・マルティネス氏は、Cardanoが主要な下値支持線である0.25ドルを維持できれば、次の上値目標として0.36ドル、その先には0.53ドルが意識されると分析した。
今回の焦点は0.25ドル近辺にある。同氏は、この価格帯がCardanoにとって心理的にもテクニカル面でも重要な節目として機能してきたと指摘。過去にも大幅上昇の起点となっており、直近で再びこの水準から反発したことは、新たな上昇局面の始まりを示す可能性があるとしている。
実際、Cardanoは過去2回、0.25ドル近辺を維持した後に大きく上昇した。2023年1月には0.25ドルで反発した後、数週間で88%上昇。同年9月にも同水準を下値として243%上昇した。今回も同水準で下げ止まる動きが見られていることから、市場の関心を集めている。
足元の値動きもこうした見方を支えている。Cardanoは5月5日以降、0.2501ドルの支持線を上回って推移しており、足元の価格は約0.2746ドル。主要水準を小幅に上回る水準にある。マルティネス氏は、0.25ドルを維持する限り0.36ドルに向けた上昇が視野に入るとし、上昇モメンタムが続けば中期的な目標として0.53ドルを挙げた。
一方で、この強気シナリオには明確な条件がある。同氏は、0.25ドルの支持線を割り込めば見通しは大きく後退すると警告した。同水準を下回る展開が続けば、現在の相場前提は崩れ、より深い調整につながる可能性があるという。
直近のパフォーマンスも改善している。Cardanoはこの1週間で10.93%上昇し、過去24時間でも5.6%上げた。過去30日では9.82%の上昇となった一方、年初来ではなお17.48%の下落となっている。
今後の焦点は、短期的な反発そのものよりも、0.25ドル近辺が再び中期的な支持線として定着するかどうかにある。同水準を維持できれば、短期目標の0.36ドルと中期目標の0.53ドルへの期待が残る。一方、支持線を割り込めば、足元の反発はトレンド転換に至らず、調整局面に戻る可能性が高まる。
マルティネス氏もSNSへの投稿で、0.25ドルがCardanoにとって重要な支持線だと強調した。月足チャートでは、この水準が2度にわたって大幅反発の起点になったとしている。