AI・クラウド企業のMegazoneCloudは5月11日、EY HanYoungと金融機関向けAI導入支援で協業すると発表した。EY HanYoungの金融コンサルティングの知見と、MegazoneCloudのAI構築・運用基盤を組み合わせ、規制やセキュリティ、内部統制の要件を踏まえた導入を後押しする。
両社は金融機関向けのAI案件を共同で開拓する。EY HanYoungは、金融業界向けコンサルティングの知見を基に、AI活用方針の策定や業務改善施策の設計を担う。
MegazoneCloudは、「AIRスタジオ」をはじめとする自社のAIソリューションを通じ、金融機関の業務環境に適したAIサービスの構築・運用を支援する。
今後は国内の主要金融顧客を共同で開拓し、金融業界の規制やセキュリティ、内部統制の要件に対応したAI関連案件の拡大を目指す。案件創出や提案活動に加え、共同セミナーの開催、ホワイトペーパーの発行、導入実績の蓄積など、マーケティング面でも連携する。
金融業界で蓄積したAI導入モデルや成功事例を基に、将来的には公共、製造、流通など他業種へも協業の範囲を広げる方針だ。
AIRスタジオは、企業が生成AIを単に導入する段階にとどまらず、セキュリティや権限、コスト、ポリシーを統合管理しながら、実業務に合わせて安定的に拡張・運用できるよう支援する。
MegazoneCloudのヨム・ドンフン代表は、「AIを実際の業務成果につなげるには、技術実装だけでなく、セキュリティや権限、コスト、ポリシー管理まで含めた運用体制が必要だ」とコメントした。
そのうえで、「EY HanYoungの金融コンサルティングの専門性と、MegazoneCloudのAI実装・運用能力を組み合わせることで、金融顧客がAIを安全に導入し、実際の成果へつなげられるよう支援していく」と述べた。
EY HanYoungのイム・ドンフン金融事業部門代表は、「金融業界のAI転換は、単なる技術導入を超え、データ品質や内部統制、規制対応まで含めた運用可能な体制を構築する段階へ移っている」と述べた。
さらに、「両社の専門性を基に、金融業界の特性に合った現実的なAI運用基準と実行の方向性を示し、より実務に根ざしたAI活用を支援したい」とした。