写真=KT

KTは10日、NATOサイバー防衛協力センター(CCDCOE)が主催する国際サイバー防衛訓練「Locked Shields 2026」に、2年連続で参加したと発表した。韓国の通信事業者としては唯一の参加となる。

Locked Shieldsは、NATOサイバー防衛協力センターが加盟国間の危機対応協力を強化する目的で2010年から毎年実施している、世界最大級の実戦型サイバー防衛訓練。今回は韓国の官民軍47機関が4月20日から24日まで参加した。

KTは今回の訓練を通じ、基幹通信インフラ事業者としての総合対応力を点検した。あわせて、攻撃者の視点で防御態勢の有効性を検証するレッドチームを軸に、実戦対応力の強化を進めている。

同社のレッドチームは、実在するハッキンググループの戦術や攻撃手法をもとに侵入経路を洗い出し、防御態勢の対応水準を検証する。検知・監視・インシデント対応を担うブルーチームとも連携し、全社的なセキュリティ態勢の実効性を継続的に確認している。

今回のLocked Shieldsでは、韓国・ハンガリー連合チームの一員として、衛星通信インフラ、Windowsサーバー、Webサービスのセキュリティに加え、デジタルフォレンジックとインシデント対応(DFIR)など中核領域の防衛を担った。特にDFIR分野では実戦的な防御・分析能力を示したという。前年は韓国・カナダ連合チームの一員として参加し、仮想国家の5G通信網と主要情報通信インフラの防衛を担当した。

また、AIを用いた攻撃の自動化に備え、脆弱性診断の自動化や分析の効率化、検証品質の向上に向けた取り組みも強化している。検知と遮断にとどまらず、インシデント発生後もサービス継続性を確保する「サイバーレジリエンス」体制の整備にも注力する。

KT情報セキュリティ企画グループ長のイ・ソンファン常務は、「基幹通信インフラ事業者として蓄積してきた保護ノウハウとセキュリティの専門性をもとに、グローバル水準の対応力を継続的に高度化していく」とコメントした。

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