分析ソフトウェア大手のSASは、Snowflake、Databricks、Microsoft Fabricなど主要なデータ基盤との連携を拡大する。データを別の場所へ移さずに分析できる環境を整え、SAS Viyaの分析機能やAIモデルを各データ基盤上で直接実行できるようにする狙いだ。
米Techzineが8日(現地時間)に報じたところによると、SASでグローバルエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントを務めるジャレッド・ピーターソン氏は、ユーザーがすでに利用しているデータ基盤の中でSASの分析機能を直接使えるようにすることが中核だと説明した。
新機能「SAS SpeedyStore」は、データを移動させることなく、保存先でそのまま分析できるようにする。
Databricksとの連携は2025年半ばに始動した。Databricks Sparkへの対応により、SASのAIモデルをDatabricks環境内で直接実行できるようになった。大規模データ処理の高速化も見込める。Snowflakeについても、データを移さずにSASの分析ツールを利用できるとしている。
SASはMicrosoftとの協業も強化している。SASは昨年、意思決定の自動化・管理を担うツール「Intelligent Decisioning」をMicrosoft Fabric上で動作するようにした。ピーターソン氏は、この分野はMicrosoftが当面参入しない領域であり、SASとしても協業を進めやすい分野だと説明した。
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